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モラルの起源 道徳、良心、利他行動はどのように進化したのか

クリストファー・ボーム(著者), 斉藤隆央(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白揚社
発売年月日 2014/11/01
JAN 9784826901765

モラルの起源

¥2,695

商品レビュー

3.5

4件のお客様レビュー

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2024/04/11

中断期間も含めてなぜか一か月ほどもかかった一冊。当初期待していた「善」の定義にまつわるような本ではなかったが、利他を促進し、利己を抑制する(ただ乗りを防ぎ、暴君を殺す)システムについて詳しく知れたのはよかった。イヌイットの仲立ちとして“しゃしゃり出た”学者が、代表者面をする人物と...

中断期間も含めてなぜか一か月ほどもかかった一冊。当初期待していた「善」の定義にまつわるような本ではなかったが、利他を促進し、利己を抑制する(ただ乗りを防ぎ、暴君を殺す)システムについて詳しく知れたのはよかった。イヌイットの仲立ちとして“しゃしゃり出た”学者が、代表者面をする人物として敬遠されるくだりなど、普段は気づかない観点のおもしろいエピソードもあった。 惜しむらくは10年前の本だということ。最新の論で何か更新された点はあるのだろうか?

Posted by ブクログ

2024/03/26

かなり専門的な内容で難しい部分もあったけど、全体的には面白く読めた。 本の中で描かれている大きなテーマは、「なぜ人は利他行動を行うようになったのか?」ということ。本来生物というのは、"自分が生き残る"ことを最重要命題に置くはずだけど、人は時に自分の適応度を下げ...

かなり専門的な内容で難しい部分もあったけど、全体的には面白く読めた。 本の中で描かれている大きなテーマは、「なぜ人は利他行動を行うようになったのか?」ということ。本来生物というのは、"自分が生き残る"ことを最重要命題に置くはずだけど、人は時に自分の適応度を下げてまで他者のために何かしようとする。 この人間独特の寛大さ・道徳性に溢れた行動はどこからきているのか、またなぜ頻繁に行われるのか?私は大学受験のために生物を少し齧った程度だけど、それでもこの疑問には共感したので、序盤から一気に引き込まれた。興味深いことがいろいろ書かれていたけど、一番面白かったのは最後のエピローグの部分。 そこまでの内容を通して現在の世界情勢や、人間の道徳の未来についての著者なりの見解はすごく説得力があった。 狩猟採集民時代の小さなコミュニティとは違って、現在の国家社会ははるかに複雑で大きな問題を抱えてはいるけど、何十万年もかけて進化してきた道徳心という"遺産"こそ、この今の社会をさらに良くしていく鍵なのかもしれない。 普段小説ばかり読んでいるけど、こういう少し専門的な本を読むことでさらに自分の世界を広げられるなと思った。

Posted by ブクログ

2021/03/15

利己的な行動を続けた方が強者になれそうにも思うが、なぜ利他的な行動をとるのか、という視点は私にとってとても新しかった。社会的な関係性の中だけで捉えるのではなく、生存本能から選択されたモラルというのが面白い。噂話の役割についての記述が最も印象的だった。

Posted by ブクログ

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