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北京から来た男(下)
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2014/07/22 |
JAN | 9784488010317 |
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商品レビュー
3.5
15件のお客様レビュー
解説ではマンケルの描きたかったのは中国人なのだ、とあるが、2006年の中国の現状を、これは当時マンケルが感じていた中国、ということなのだろうが、ここまで書ききっていいの? とも思った。しかし執筆が2008年、2023年の今、アフリカへの中国の経済進出は知らないうちにどんどん進んで...
解説ではマンケルの描きたかったのは中国人なのだ、とあるが、2006年の中国の現状を、これは当時マンケルが感じていた中国、ということなのだろうが、ここまで書ききっていいの? とも思った。しかし執筆が2008年、2023年の今、アフリカへの中国の経済進出は知らないうちにどんどん進んでいたようだ。 原題の「KINESEN」は「中国人」で、日本訳はスウェーデン語から訳しているが、題名は英語版の「THE MAN FROM BEIJING」からとったとあった。 単行本表紙も、読み終えて見直すと、寒村の当夜の状況かな、と思いぞくっとする。主人公の一人、裁判官ビルギッタはスウェーデン南部のデンマーク寄りの平地、ヘルシングボリに住んでいる。虐殺の村は設定がストックホルムの少し北部の寒村となっていて、ビルギッタに、北部は森が多い、と言わせている。スウェーデンというとあまり具体的な景色は浮かばないのだが、地図でみると幅が日本の2倍くらいある。面積は日本の総面積プラス北海道くらいとあるがそれがみんなつながっているのだ。ますます北欧へいってみたくなる。 訳者の解説では、マンケルは16歳で高校をやめて船乗りになり、その後パリに1年住んでスウェーデンに戻るが、違和感を覚えてアフリカに移り、2,3の国を経てモザンビークに定住する。これが20代前半。20年近くいくつかのアフリカの国に住んだ後、モザンビークの首都マプートで劇団を立ち上げ、自ら脚本を書き、監督を務め、俳優を養成して、モザンビークに演劇の文化を根付かせた。その後1年の半分をスウェーデンで、半分をモザンビークで過ごすようになり、現在(2014)はスウェーデンの西海岸に住み執筆活動をしている。アフリカはマンケルのアイデンティティの重要な一部となっている。とあった。 2008発表 2014.7.25初版
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後半ははらはらドキドキしながらの展開。 しかし、えっ!とあっけなくの結末に。 そもそも大量殺人の小さな伏線が今一つ解明されないまま・・・。ミステリというよりは、壮大な歴史物語なのでしょう。 中国の思想と歴史、深く知ることによりこの物語の深さを知るのかもしれない。
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大量殺人を犯した理由が、イマイチ納得できなかった。 先祖の恨みってことなんだけど、 合理的な判断を持つ犯人が、非合理な事件を犯すだろうか。 スウェーデンの地名や人名はとっつきづらいけど、 中国人の名前の付け方は、もっとイマイチかな。 ワンさん、ウーさんみたいに、 北欧からすると中...
大量殺人を犯した理由が、イマイチ納得できなかった。 先祖の恨みってことなんだけど、 合理的な判断を持つ犯人が、非合理な事件を犯すだろうか。 スウェーデンの地名や人名はとっつきづらいけど、 中国人の名前の付け方は、もっとイマイチかな。 ワンさん、ウーさんみたいに、 北欧からすると中国人名はわかりづらいのかも。 読後感の暗さは、北欧ミステリーならではか。
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