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入門老荘思想 ちくま新書

湯浅邦弘(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2014/07/09
JAN 9784480067838

入門老荘思想

¥825

商品レビュー

3.3

8件のお客様レビュー

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2023/07/06

老荘思想について、新発見の資料の紹介をおこないながら解説している入門書です。 2009年になって北京大学にもたらされた大量の竹簡群のなかに、『老子』のほぼ完本に近い内容のものがあったことが明らかになりました。そのなかには、現行本の『老子』にもとづく解釈に大きな変更をもたらす可能...

老荘思想について、新発見の資料の紹介をおこないながら解説している入門書です。 2009年になって北京大学にもたらされた大量の竹簡群のなかに、『老子』のほぼ完本に近い内容のものがあったことが明らかになりました。そのなかには、現行本の『老子』にもとづく解釈に大きな変更をもたらす可能性のあるものがふくまれていると著者はいいます。老荘思想が中国において流行した魏晋時代に、儒家の思想に対抗するかたちで『老子』が成立したという説をとなえる研究者もいましたが、戦国時代や漢代にまでさかのぼる新資料が発見されたことで、そうした解釈は否定されることになります。 本書では、こうした新発見を踏まえつつ、『老子』と『荘子』を中心とする老荘思想の内容についての説明がなされています。また、後年の中国および日本の思想史において老荘思想がどのようなかたちで受容されてきたのかということについても説きおよんでいます。 老荘思想の内容と、現在の研究状況を、この分野についての専門的な知識をもたない一般の読者に理解できるようにざっくりと解説している本という印象です。読者によってはもの足りないと思うひともいるかもしれませんが、入門書としての役割はじゅうぶんに果たしているように感じました。

Posted by ブクログ

2019/01/04

近年出土した文献(木簡)によって老荘思想に関する新たな研究が行われているさまと、老子・荘子の「出身地」にまつわる状況がとても興味深い。 通行本と出土文献に使われている文字の差異から、文章の変化の様子やこれまでなされてきた解釈が検討しなおされている。

Posted by ブクログ

2018/10/24

●ワイド版岩波文庫の老子を読むつもりでいたので、だったらこれは読まなくてもよかったのでは、と思ってしまう。これを読むなら他の中国思想の孟子や荀子でも読んだ方が知識の幅が広がったかな、と思う。

Posted by ブクログ

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