1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 書籍

医療につける薬 内田樹・鷲田清一に聞く 筑摩選書

岩田健太郎(著者)

追加する に追加する

定価 ¥1,760

¥220 定価より1,540円(87%)おトク

獲得ポイント2P

在庫わずか ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

6/16(日)~6/21(金)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2014/06/16
JAN 9784480015969

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

6/16(日)~6/21(金)

医療につける薬

¥220

在庫わずか
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3.9

13件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/07/07

筑摩選書 岩田健太郎 内田樹 鷲田清一 「医療につける薬」 医療倫理や医療現場の問題点をテーマとした対談。対談の視座は、臓器移植、尊厳死、再生医療など医療技術の進歩の速さに、医師の倫理が追いついて いないということ。 倫理は ルールや規範でなく、医師としてあるべき行動な...

筑摩選書 岩田健太郎 内田樹 鷲田清一 「医療につける薬」 医療倫理や医療現場の問題点をテーマとした対談。対談の視座は、臓器移植、尊厳死、再生医療など医療技術の進歩の速さに、医師の倫理が追いついて いないということ。 倫理は ルールや規範でなく、医師としてあるべき行動なのだと思う。医療契約やインフォームドコンセントのような書式的な倫理基準でなく、患者(家族)との対話や他の専門家と協働したチーム医療について 倫理という言葉を使っている 倫理を全うするには、医師に余力が必要になるが、どうすれば 医師に余力ができるかは 話し合っていない 内田樹氏の言葉が秀逸 「ありがとうは、あなたの〜健康と長生を願う祝福の言葉。人間は そういう祝福の言葉を定期的に受け取らないと生きていけない」 専門家への提言として、なるほどと思った言葉 *知らないことは ネットで調べればよいのだから、知識の総量よりネット情報の真偽を見極める能力の方が大事 *質問ができないということは、人の話が聞けない、ということと ほぼ同義 *自分は医者としてここまでしか言えないけど〜その問題を他分野の人と一緒に考えるのが、信頼のおけるプロ *チームで何かする時にまず必要なのは、チームの異なる領域のプロが一番こだわっていることを知る。相手のこだわりを把握して満足させてあげれば、意見をまとめるのも楽 *いかに優れた専門家であっても、他の領域のプロと組まなければ何一つできない〜アイデアを持っていても、他人に訴え、動かす技術がなければ実現しない *学歴、性差別のもたらす悪影響を軽減するには〜話題にしないこと〜その人が公正であるか、判断力が優れているかなど 人間的資質そのものを論ずればいい

Posted by ブクログ

2015/02/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

医学部は一人の教官が持つ授業数が少ない。年間で5コマ10コマ ある教授は1年生をまず病棟に連れていく、 学生たちは「こんな医療で、誰のための医療か」とショックを受けるのに 4年生になると「今の患者がいかにわがままか」というテーを発表したりする 「臨床」はベッドのとなりに出掛けていくこと 診察室で待っている医者は臨床医ではない。 (患者の方が動く) ラグビー型チーム 後ろにパスしながら進んでいく 患者、お坊さんもそのチームに入る 日本の仏教は「葬式仏教」と揶揄されるが、 葬式会社が仕切ってる。本当の意味で葬儀仏教になるべき。 →坊さんが葬式を仕切る 余剰胚の議論はするのに中絶の議論はない ヒトである胎児の議論をせず、人になっていない胚の議論 救急の先生はコミュニケーションのスタートラインが不機嫌なのでたいへん 医学教育では一緒に働く人同士の共通の授業がひとつもない 例)薬学は薬学で完結している 疑問に迅速に答えることが求められる教育。質問することがない。しない方が優秀にみなされる 結核対策と結核菌対策が同じに 肝心の現象の方をみなくなっている 大学病院の研修では風邪や下痢などの初歩的な症状がみれない 本当にお医者さんになりたい人は風邪や下痢などの初歩的な勉強からした方がいい アメリカの医者は将来自分がどうなりたいという話ばかり 入院期間が短いから患者も記憶に残らない 医療の完成形、理想像を提供できてる国は存在しない。 でも、今の日本の医療は歴史上ベスト エビデンス、数値だけみていても当てはまらない 数値化することで、みれるものが浅くなる パッと見わかる 医者は患者に問わない 「辛いです」と言われたら「薬出しておきますね」で終わってしまう。 何で辛いの?という問いがうまれない。 文字(ネット)の情報には程度かない 201 安楽死 積極的に死に至る行為 尊厳死 積極的な延命をせず苦痛をできるだけ与えない 人工呼吸器をはずしてはいけないのは日本ぐらい 生命維持装置の人工呼吸器 すごく苦しい。鎮静剤鎮痛剤をバンバン投与してやる 最近の死体は重い 点滴で。水分摂取→痰。吸引がとても苦しい 臓器移植の臓器はフレッシュであることが大事 水分(点滴)を入れまくる。パンパンにむくむ。 脳死と植物人間は違う 植物人間は痛みも感じなければしゃべることも出来ない。 インプットもアウトプットも出来ないが生命維持活動には問題ない。 脳死は脳の機能が落ちて、生命の維持が出来ない。臓器のフレッシュさを保つのが大変になる。 ALSにおける人工呼吸器は「杖」や「眼鏡」のような存在 尊厳死の選択肢を準備する 患者様で増えたこと 「院内規則を守らない、看護師に暴力をふるう、入院費を払わない患者が増えた」 町医者は愛想が必要。昔は往診が当たり前だった。 勤務医は愛想があっても給料変わらない 

Posted by ブクログ

2014/11/28

うむ、この三人なら、おもしろくならないわけがない。と思っていたら、そのとおりでした。 個人的には三人での鼎談よりも、鷲田さん、内田さんそれぞれとの対談のほうが好きでした。ただ、内容が詰まりすぎていて、一度読んだだけでは足りないなぁ。 物腰がやわらかい姿勢、考え方のなかに、正しいも...

うむ、この三人なら、おもしろくならないわけがない。と思っていたら、そのとおりでした。 個人的には三人での鼎談よりも、鷲田さん、内田さんそれぞれとの対談のほうが好きでした。ただ、内容が詰まりすぎていて、一度読んだだけでは足りないなぁ。 物腰がやわらかい姿勢、考え方のなかに、正しいものがある気がする。そんな思いをつよくした本でした。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品