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途上なやつら
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2014/06/09 |
JAN | 9784120046216 |
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途上なやつら
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商品レビュー
3.8
13件のお客様レビュー
「あの日、君は何をした」「きわこのこと」「祝福の子供」 と読んできて、全部読もう!と思った作家さんだけど、これはずいぶんテイストが違って、楽しく読めたw よし!少年よ、我が子を置き去りにした愚かな母親を許すな!それでいいのだ!!www
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終始閉塞感を覚えながら読んでいたが、捜し物は図書館までの後に読んだので「残りの人生なんてない」ってコトバを思い出すと、それぞれが味わいある人生を生きてるんだって温かい気持ちで読了できました。 こんな人生のはずじゃなかったって心の底で現実を受け入れられないまま生きている人は実際...
終始閉塞感を覚えながら読んでいたが、捜し物は図書館までの後に読んだので「残りの人生なんてない」ってコトバを思い出すと、それぞれが味わいある人生を生きてるんだって温かい気持ちで読了できました。 こんな人生のはずじゃなかったって心の底で現実を受け入れられないまま生きている人は実際多いのではないかと思う。年齢、性別を超え、自分の現状を受け入れ、この現実世界に新たな一歩を踏み出す大人の物語でもある。 また、自己肯定感について考えさせられた。歌子と美留久の違いも自己肯定感の違い。世間の規格で自分を測る必要はない。歌子の寛大な母性と表現されている魅力もそういったところから生まれている。そんな歌子だが、母を赦すか赦さないか決めかねているとこが人間らしくてかわいい。 途上なやつらに囲まれ、いずれ歌子も母を赦すことにより母性に慈愛が加味され、ド派手な慈母観音的な存在(決して優しそうに微笑んだりしない)になっていくのではないかと勝手にそんな想像を膨らませてます。
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母に捨てられた少年と風変りな大人たちの奇妙な生活。 書き下ろし。 第一章 夏 第二章 秋 第三章 冬 第四章 春、再び夏 母に捨てられた純也は、親戚の万知田歌子の家に身を寄せることになるが、歌子は巨漢でファンキーなマッサージ師で冷徹、しかも歌子が拾ってきたろくでもない居候と、...
母に捨てられた少年と風変りな大人たちの奇妙な生活。 書き下ろし。 第一章 夏 第二章 秋 第三章 冬 第四章 春、再び夏 母に捨てられた純也は、親戚の万知田歌子の家に身を寄せることになるが、歌子は巨漢でファンキーなマッサージ師で冷徹、しかも歌子が拾ってきたろくでもない居候と、魔女のような歌子の母親・政江 人生に挫折し、途上な大人と、世の中を達観しつつ、母親への恨み、愛に餓えた10歳の純也が交わることで、化学反応が起こる。 歌子と政江の秘密を知ったとき、家族のひとつの形と、新たな一歩を純也は踏み出す。 今年一番良かった。 各キャラが交わるときのドラマが楽しい。
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