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あつあつを召し上がれ 新潮文庫

小川糸(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2014/04/30
JAN 9784101383415

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商品レビュー

3.8

283件のお客様レビュー

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2024/05/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

帯に「ほっこり」って書いてあったので、ワクワクして読んだのですが、これはほっこり?なのか…?感動するお話はもちろんあったのですが、割とシビアで不穏な話ありましたよね?ほっこりの割合少なくないか?と思いました。 短編集なので、いろんなテイストのお話が楽しめてそれはそれでよかったのですが、ちょっと読んでて苦しいのもありました。 1番良かったのは、ぶたばら飯のお話。店内は綺麗とは言えないけどめちゃくちゃ美味しいってとこありますよね。机とか床とか油でギトギトやのに、料理が美味しいから通ってしまうという不思議、、懐かしさを感じました。ぜひともぶたばら飯を食べてみたい。 「母が教えてくれた煮干しだしのみそ汁」これは、うるっときて感動したんですけど、昔話題になった「はなちゃんのみそ汁」と結構似てた気がしたので、新鮮さに欠けているような気がして、ちょっと残念でした。 「ハートコロリット」と「ラデュレのマカロン」が2連続でちょっと不気味な内容だったのは、あえてなのか?間にほっこり系挟んでほしかったなあ、、続けて読むには、私には少しきつかったです。 私は正直、帯には騙されたなあと思いましたが、読んで後悔はなかったです。

Posted by ブクログ

2024/04/20

短編集。安定の面白さ。分かってる展開ながら「こーちゃんのおみそ汁」で、死を前にして母と妻の顔を持って愛を注いでいたんだと涙ぐみ、「季節はずれのきりたんぽ」のオチは分からず、最後に家族の愛を感じつつ、苦笑い。「バーバのかき氷」では、歳をとるとは、発酵か腐敗か、最後にその人の生き様で...

短編集。安定の面白さ。分かってる展開ながら「こーちゃんのおみそ汁」で、死を前にして母と妻の顔を持って愛を注いでいたんだと涙ぐみ、「季節はずれのきりたんぽ」のオチは分からず、最後に家族の愛を感じつつ、苦笑い。「バーバのかき氷」では、歳をとるとは、発酵か腐敗か、最後にその人の生き様で決まるのかもと思ったり。「さよなら松茸」では、やはり、気持ちは言葉にしなきゃいけないと思うが、ひとには縁があり、タイミングがあるのも事実と思う。「いとしのハートコロリット」では、結末が見えてはいるが、ひとはボケた方が幸せな気がした。

Posted by ブクログ

2024/04/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

〝親父の遺言なんだ。嫁さんを選ぶ時は、この店の味がわかる相手にしろよって」「面白い遺言ね」「全くだよ。でも、僕もそう思うんだ。一緒に美味しい食事ができる相手が一番いいってね・・・お袋がよく言うんだ。パートナ-を決める時は、一緒に食事しろって。それで残さないで、きちんと食べる相手だったら、財布を任せても大丈夫だって」「まぁ」・・・〟幸福な食卓、運命の料理との出会い、 ときにはほろ苦く、ときには甘酸っぱい食をめぐっての、人の世の哀切と心の機微が交錯する、七つの味わい深い物語。

Posted by ブクログ

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