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鱗や繁盛記 上野池之端

西條奈加(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2014/03/20
JAN 9784103003168

鱗や繁盛記

¥550

商品レビュー

3.5

27件のお客様レビュー

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2021/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

信州の田舎から、江戸の一流料理茶屋に奉公に出されたお末。ところがその店は、連れ込みまがいの三流料理屋。お末より先に鱗やに奉公し良縁を得たと聞かされていた従姉は、実は店の金に手をつけて駆け落ちしたのだと店主夫婦に聞かされる。 ある日、店の客に泥棒の濡れ衣を着せられそうになったお末を、ひとり若旦那の八十八朗だけが信じ、客の言いがかりを突っぱねる。 お末が、幼いながらも客に精一杯のもてなしをしようと努力している姿に、八十八朗を先頭に、無愛想だった板前ややる気のなかった女中たちも、少しずつ鱗やを元の名店に押し上げようと奮闘を始めるのだった。 健気で真っ直ぐな娘が奮闘する姿は、まわりの人々も変えてゆく。 感想を書きかけだったのを発見。 直木賞受賞おめでとう! ふふふ、もっと前の作品から読んでたもんね、となんとなく優越感にひたる。

Posted by ブクログ

2018/07/14

先は想定できるものの、あの賢い若旦那がどう始末をつけるものやらと読み進める。やはりありきたりに刺し違えの幕かと思えば、ご赦免あり。納まるところに納まった。よもやお日出とお鶴までご赦免なんてことならば、ゆるし難い。お軽を殺そうとした彼女らに対して、意外と寛大なお末の態度に納得いかん...

先は想定できるものの、あの賢い若旦那がどう始末をつけるものやらと読み進める。やはりありきたりに刺し違えの幕かと思えば、ご赦免あり。納まるところに納まった。よもやお日出とお鶴までご赦免なんてことならば、ゆるし難い。お軽を殺そうとした彼女らに対して、意外と寛大なお末の態度に納得いかんのだよ。まあ、タイトルからして鱗やの行く末は明るいんでしょう。よかった。

Posted by ブクログ

2018/06/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

鱗やに奉公にきたお末が、一生懸命お店を立て直していくお話。 登場人物の人情劇みたいな部分もあって楽しめました♪ でてくるお料理の描写がおいしそう!! 美味しそうな描写の文章を読んだときってなんであんなに幸せな気分になるんだろう(笑) 最後の終わり方を何だかもっと掘り下げて欲しかった感じが残りましたけどよかったです^^ 続編、とか出てもいいような気がします。

Posted by ブクログ

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