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愛国者の憂鬱

坂本龍一, 鈴木邦男【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 金曜日
発売年月日 2014/01/30
JAN 9784906605958

愛国者の憂鬱

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商品レビュー

3.7

12件のお客様レビュー

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2023/07/12

愛国の憂鬱 坂本龍一 鈴木邦男 金曜日 共感できる部分も多々あるけれど 根幹のところがズレているので 共鳴するわけにはいかない 反発する気はないが 全体があって部分がある的な 及び腰には道を譲る以上に 同調することはできない 社会とは個々人の意思があって それを踏まえた上で 家...

愛国の憂鬱 坂本龍一 鈴木邦男 金曜日 共感できる部分も多々あるけれど 根幹のところがズレているので 共鳴するわけにはいかない 反発する気はないが 全体があって部分がある的な 及び腰には道を譲る以上に 同調することはできない 社会とは個々人の意思があって それを踏まえた上で 家族があり友人があり 地域が広がりながら地球全体へと 段々抽象的な関係になって行くべきで 大が小を力尽くで 支配搾取させてはいけない この関係を利己心によって 踏み外してしまうと 自ら恐怖政治に陥ってしまうことになる つまり 天皇だの王だの神を頭に据えることで 安全圏を作ってしまうと 腰がひけてしまい自滅すると言うことだ 大自然の森や大木の成り立ちを見れば 一目瞭然である 根や幹は花や枝葉を支えているのであって 決して搾取支配することはないのである

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2019/01/05

2015.7記。 坂本龍一と鈴木邦男。「国土を守りたいから反原発」の一点において成立している対談本。賛成・反対の立場を問わず、原発論としてはほとんど目新しい議論はなく、率直に言って退屈だった。だが、例えば幕末・明治の混乱期、日の丸を掲げて菊のご紋の皇軍と戦ったのは賊軍のはずの会...

2015.7記。 坂本龍一と鈴木邦男。「国土を守りたいから反原発」の一点において成立している対談本。賛成・反対の立場を問わず、原発論としてはほとんど目新しい議論はなく、率直に言って退屈だった。だが、例えば幕末・明治の混乱期、日の丸を掲げて菊のご紋の皇軍と戦ったのは賊軍のはずの会津藩士だったとか(さすが「八重の桜」の坂本さん)、「君が代」には当初何種類も旋律の案があって、とくに英国人の考えた讃美歌風のバージョンが美しい、とかいったエピソードがむしろ興味深かった。

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2017/12/18

右か左か片足ではなく両足で立ち自分の重心のありかを意識しながら話をしている。勿論、政治的な局面ではなんらかの意思表明が必要になり重心よりも結論が前に出がち。妥協的態度では失うばかりかもしれない。そのような態度は慎めというかもしれない。しかし、相手の帰結のベースにあるものに本当に双...

右か左か片足ではなく両足で立ち自分の重心のありかを意識しながら話をしている。勿論、政治的な局面ではなんらかの意思表明が必要になり重心よりも結論が前に出がち。妥協的態度では失うばかりかもしれない。そのような態度は慎めというかもしれない。しかし、相手の帰結のベースにあるものに本当に双方了解可能な感覚はないのか率直に話してみることは大切だ。こういう時に、弁論術などの術や駆け引きを持ち込むことなく相互に耳を傾け合うことは大事だと思う。そのことをやってみせるリスクを負ってこういう対談に臨んだ姿勢は見習うに値する。

Posted by ブクログ

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