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猪飼野詩集 岩波現代文庫 文芸232

金時鐘【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2013/12/19
JAN 9784006022327

猪飼野詩集

¥715

商品レビュー

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2018/04/03

「おしやられ/おしこめられ/ずれこむ日日だけが/今日であるものにとって/今日ほど明日をもたない日日もない。/昨日がそのまま今日であるので/はやくも今日は/傾いた緯度の背で/明日なのである。/だから彼には/昨日すらない。/明日もなく/昨日もなく/あるのはただ/狎れあった日日の/今日...

「おしやられ/おしこめられ/ずれこむ日日だけが/今日であるものにとって/今日ほど明日をもたない日日もない。/昨日がそのまま今日であるので/はやくも今日は/傾いた緯度の背で/明日なのである。/だから彼には/昨日すらない。/明日もなく/昨日もなく/あるのはただ/狎れあった日日の/今日だけである。」(日日の深みで(1)) --- 「川は/暮しをつらね/暮しは/川をへだてる。/川をへだてて/集落があり/集落をへだてて/街がひろがる。/街はながれる川を知らず/川はひろがる海を知らない。」(へだてる風景)

Posted by ブクログ

2014/01/07

昨今のヘイト・スピーチからの視点で著書を読むと胸が痛む。 なぜ貧困なのかは差別があるからであり、その貧困が連鎖して、一定の土地から抜け出すことができない。 単純に今ある現象だけで、悪意を持ったり、差別を助長する愚かさを知らなければならない。

Posted by ブクログ

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