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妻が椎茸だったころ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2013/11/25 |
JAN | 9784062185134 |
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妻が椎茸だったころ
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商品レビュー
3.7
63件のお客様レビュー
私にとって初めての中島京子がこれ。 どんなジャンルのどんな話を好んで書く人なのか何も知らずにタイトルの強さに思わず手に取ったけれど、どの短編集も良い意味で後腐れがなく、じっとりした読後感があるわけでもなく、中島京子を知りたい人にはすらすら読めやすいのでは。 後を引く話を読みたいの...
私にとって初めての中島京子がこれ。 どんなジャンルのどんな話を好んで書く人なのか何も知らずにタイトルの強さに思わず手に取ったけれど、どの短編集も良い意味で後腐れがなく、じっとりした読後感があるわけでもなく、中島京子を知りたい人にはすらすら読めやすいのでは。 後を引く話を読みたいのであればおすすめしないが、何かの片手間で読め、心を持っていかれるほどの衝撃を求めていない人にはすらすら読みやすいと思う。 表題にもなった「妻が椎茸だったころ」は妻を喪った男性(きっと仕事ばかりの人生を送ってきたはず)が、妻が予約した料理教室に行く話だが、行くまでの過程がなんとも「料理に触れたことの無い男性」らしく、現実味がどこかあり、あーわかるわかる、と可笑しかった。 小粋なホラーというか、ホラーと分別していいのかわからない不可思議な世界観のある「ハクビシンを飼う」が私は一番好きだった。 結局、生死なんていう現実世界の分別により誰も傷ついていない終幕が、読者としては心地良いのだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
謎の多い短編が5篇収められてるが、1番の謎は、この本を読みたい本の候補として、手帳に書き付けていたことかもしれない。それを元に探して読んだけど、何故これを読みたいと思ったのか、半年前の自分の気持ちが思い出せない。たぶんテレビの書籍紹介に出てきたのかもしれないけど、発行は10年前みたいだから新刊紹介ではないし。 今の時点では5篇の話についてちゃんと語れる。 「リズ・イェセンスカの…」は、ある女性のアメリカで経験したある女性との思い出話なんだけどどうやら思いがけない展開が隠れている。最も、短編なのでそこは主人公も気付かぬようにさりげなく忍ばせてある。 「ラフレシアナ」は、もっと訳がわからない。なんともシュール。イメージした映像から何かを思い出すと思ったら、ゴーゴリの「鼻」だ。 「妻が椎茸だったころ」表題のこのお話はどこかで単発のホームドラマにしてもらっても良い感じ。タイトルは際どいけど、荒唐無稽というほどの話ではない。 「蔵篠猿宿パラサイト」パラサイトというと、今なら韓国映画のタイトルを思い浮かべるだろうけど、その映画ができる前に書かれたものだから、韓国人留学生たちの話題に上ることはない。ちょっと不思議だけど、おどろおどろしいほどのものはない。やんわりとした感じ。「世にも奇妙な…」あたりで見てみたい気もするけど、万人受けするようなわかりやすさはないかも⁇ 「ハクビシンを飼う」義父(母親の再婚相手)の妹が亡くなり、その家へ行った沙耶。天涯孤独と思っていた叔母の知られざる晩年を、訪ねてきた若者から聞く。もしかしたらこの5篇の中で一番ロマンチックでエロチックかもしれない。映画で見てみたい気もしたけど、ハクビシンの演出が大変かも⁇ 中島京子さんの作品は数冊読んだけど、今まで読んだのとはちょっとタイプが違った、無論、私が知らないだけなのもあるけど。 小川洋子さんのラジオ番組で読んだ作品も思い出した。なんか小川さん好きそう。
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5話の短編小説。タイトルに惹かれて思わず借りた本だったので、本を開いて短編集であることにちょっとがっかり。 でも、読んでみるとそれぞれとても短いなんだけど、物足りなさを感じさせない内容。 濃い味ではなくあっさりしてるけど、しっかり美味しいみたいな笑 恋愛風だったり、ホラー風だった...
5話の短編小説。タイトルに惹かれて思わず借りた本だったので、本を開いて短編集であることにちょっとがっかり。 でも、読んでみるとそれぞれとても短いなんだけど、物足りなさを感じさせない内容。 濃い味ではなくあっさりしてるけど、しっかり美味しいみたいな笑 恋愛風だったり、ホラー風だったり、ほっこり風だったり。そしてどのお話も面白くていい本に当たった。
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