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ファイナル・ターゲット(下) ハヤカワ文庫NV

トムウッド【著】, 熊谷千寿【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2013/03/23
JAN 9784150412807

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商品レビュー

3.9

10件のお客様レビュー

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2019/07/18

今回の陰謀の全体像が明かされる。その中でヴィクターはプロフェッショナルらしく振る舞い、難局を乗り越える。連続するアクションは小気味良く、最後まで読書に一息もつかせない。悪者は無慈悲に倒され、物語から退場する。ちょっと最後があっけないかなと思うが、そこにたどり着く前にお腹一杯になっ...

今回の陰謀の全体像が明かされる。その中でヴィクターはプロフェッショナルらしく振る舞い、難局を乗り越える。連続するアクションは小気味良く、最後まで読書に一息もつかせない。悪者は無慈悲に倒され、物語から退場する。ちょっと最後があっけないかなと思うが、そこにたどり着く前にお腹一杯になっているので、最後はデザート的な余韻で楽しんだ。 心に残ったシーンは、ヴィクターが生き延びるために断腸の思いで女を裏切りろうとしたが、結局は女を救うための行動をさせるところ。ハードボイルドだなぁと感じた。女にとって厳しい行動には違いないのだが、客観的には男の優しさであることが分かる。格好いい物語でした。 続編も読みたい。翻訳してほしい。

Posted by ブクログ

2018/12/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

モサドに追われ補足され闘って逃げ切ったところで終る。このシリーズの続きは出ているのだが翻訳されていない。あまり売れなかったのかな?残念。

Posted by ブクログ

2016/06/09

白熱したアクションの連続でスパイ/冒険小説ファンを熱狂させた「パーフェクト・ハンター」に続く暗殺者ヴィクターシリーズ第2弾。目紛るしい活劇を終始展開した前作より、ややテンションは抑え気味だが、その分プロットを充実させている。といっても臨場感溢れる戦闘シーンは流石で、緩急をつけて繰...

白熱したアクションの連続でスパイ/冒険小説ファンを熱狂させた「パーフェクト・ハンター」に続く暗殺者ヴィクターシリーズ第2弾。目紛るしい活劇を終始展開した前作より、ややテンションは抑え気味だが、その分プロットを充実させている。といっても臨場感溢れる戦闘シーンは流石で、緩急をつけて繰り広げるダイナミックな闘いはシリーズ一番の魅力であり、非情な暗殺者の世界を描くことにおいては他の追随を許さない。 裏社会で巨大な権力を牛耳る国際的武器商人らの弱体化を謀るCIA幹部が、抗争の火種となる暗殺をヴィクターに依頼する。拮抗する勢力同士に潰し合いをさせることで非合法の武器市場を矮小化する狙いだが、当然のことバランスを崩し亀裂の入った武器ディーラーらは血で血を洗う報復合戦に突入。ヴィクターは「…ハンター」で作ったCIAへの〝借り〟を返すために暗殺をこなしていくのだが、敵は全て殺しのプロ集団であり予測不能な状況下での実行は困難を極める。さらに依頼主は一枚岩ではなく、「味方」陣営の裏切りによって退路を断たれたヴィクターは、孤立無援の戦いの中で次第に消耗していく。 研ぎ澄まされた高密度の闘いを描写するウッドの筆致は益々冴えている。本作ではヴィクター自身のロマンスも排し、あくまでも自らのルールに従って「仕事」を全うしようとする暗殺者のストイシズムを深化させている。ラストシーンでのヴィクターは、まさに〝ぼろぼろ〟になるまで憔悴し切っており、続編が気になるところだが、第3作はいつ出版されるのだろうか。このシリーズ、本国では既に第5作まで発表されている。早川書房よ、「グレイマン」ばかりに力を入れるのはやめて、早く続編を出して欲しい。

Posted by ブクログ

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