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白雪堂化粧品マーケティング部 峰村幸子の仕事と恋 角川文庫

瀧羽麻子【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2013/01/25
JAN 9784041006566

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商品レビュー

3.4

17件のお客様レビュー

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2022/01/06

中規模の化粧品会社の新入社員の奮闘記。 守秘義務というものはあるけれど、飲み屋で話のネタにしないにしても、恋人や同僚には話してしまうことって多々ある。それがいつ自分の首をしめるかはわからない。 起業するという判断も、転職するという判断も自分の判断だからこそ輝ける。 マーケティング...

中規模の化粧品会社の新入社員の奮闘記。 守秘義務というものはあるけれど、飲み屋で話のネタにしないにしても、恋人や同僚には話してしまうことって多々ある。それがいつ自分の首をしめるかはわからない。 起業するという判断も、転職するという判断も自分の判断だからこそ輝ける。 マーケティングという仕事は全然想像がつかず、未知だったが自分がやりたい仕事は実はそういったものなのかも、と思った。もうこの年で転職はしたくないけど、部署移動は志願してもよいかも...

Posted by ブクログ

2020/10/07

まだ社会人になって間もない私には、新入社員の幸子にとても近い立場で読むことができた。 ベテランの人でも、若手の頃を思い出して共感するところが多いのではないかと思う。 学生とは違う人との付き合い方に驚いたり、会社での理不尽な出来事に納得がいかなかったり。 入社して間もない人間の...

まだ社会人になって間もない私には、新入社員の幸子にとても近い立場で読むことができた。 ベテランの人でも、若手の頃を思い出して共感するところが多いのではないかと思う。 学生とは違う人との付き合い方に驚いたり、会社での理不尽な出来事に納得がいかなかったり。 入社して間もない人間の方が、会社のおかしなところに気付きやすいものだと思う。 会社の売上データがまとまってないというのはかなり極端だとは思うが、戦略を立てて動けていない中小企業は多いだろうな。 他にもワンマン経営者とそれに服従する幹部とか、現状維持に甘んじて挑戦する意欲のない気風とか。 幸子は30周年にふさわしい企画を、と仕事を与えられたのに、新しいアイデアを提案したら、ほとんど検討してもらえずに却下される。 みんな最初は違和感を感じるはずなのに、だんだんと「こんなものか」とその状況に慣れていってしまい、不自然さに気付かなくなる。 私も上記のようなことはほとんど経験していて、他にも、なんでそんな非合理的なやり方をするのか聞いてみたら、「ずっとそうやってきたから」とか、「そういうものだと思っておけばいい」と言われ、しまいには「なんでだろうね?」なんて聞き返された、なんてこともある。 さらに、他方ではまったく違うやり方で仕事を進めていて、雑用を任された私が二つの部門の間に挟まれて動けなくなったりとか。 あーもう、社会人は大変だ。 それでも、幸子は周りの人に支えられながら仕事を進めていく。 失敗もあるし、まだ学生の彼氏とは就職を機にギクシャクしてしまっているけれど、仕事には全力で当たる。 その姿を見ると、仕事って楽しいものなのかもと思えてくる。 仕事への考え方は人それぞれで、うまくいかなくなったときに取る手段も人それぞれだ。 うまくいかなくても地道にやるのか、環境を変えてみるのか。 転職したっていいし、しがらみが嫌なら自分で起業したっていい。 女性のお仕事ものというくくりでは『株式会社ネバーラ北関東支社』もあるが、社会人のいいところも悪いところも見れた本作の方が好み。 ここのところ滝羽麻子の作品を立て続けに読んでいるが、文章にクセがないので苦にならない。

Posted by ブクログ

2020/02/14

主人公の峰村幸子は中堅の化粧品メーカーのマーケティング部の新入社員です。ロングセラーの看板商品である基礎化粧品ブランド「シラツユ」の30周年記念販促キャンペーンチームの担当になりましたが、企画中のデータ収集で「シラツユ」の売り上げがじり貧なことに気がつきます。企画案はなかなか認め...

主人公の峰村幸子は中堅の化粧品メーカーのマーケティング部の新入社員です。ロングセラーの看板商品である基礎化粧品ブランド「シラツユ」の30周年記念販促キャンペーンチームの担当になりましたが、企画中のデータ収集で「シラツユ」の売り上げがじり貧なことに気がつきます。企画案はなかなか認められず、就職できずに大学院に進学した彼氏とはギクシャクし、それでも同じチームの先輩社員の槙さんに助けられながら、前向きに頑張っていきます。主人公の入社から1年間のお仕事成長物語です。タイトルに仕事と恋と書いてありますが、恋の方は彼氏しか出てきません。

Posted by ブクログ

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