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ぼくは猟師になった 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2012/11/29 |
JAN | 9784101368412 |
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ぼくは猟師になった
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映画WILLを見て気になったので読んでみた。 食べものは自分で獲り、処理をして大事に食べる。 一番シンプルなこの暮らしが、現代人にとってハードルが高く、やり方もわからなくなってしまっている今の現状にハッと気づかせられる。 科学的にコントロールして春夏秋冬をなるべくフラットにする...
映画WILLを見て気になったので読んでみた。 食べものは自分で獲り、処理をして大事に食べる。 一番シンプルなこの暮らしが、現代人にとってハードルが高く、やり方もわからなくなってしまっている今の現状にハッと気づかせられる。 科学的にコントロールして春夏秋冬をなるべくフラットにするような今の暮らしより、季節の流れに沿って食べ物や生活の移ろいを感じられる、素朴だけど小さな気づきが積み重なって幸せだろうな。その分色んなことにものすごく時間がかかりそう、大変そうなことが多々目に浮かぶけれど。 毎日猟をするくらいやり切れる自信はないので、便利なものはうまく取り入れて、バランスよく自然と共生できる生活がしたい‥! そんなことを考えるのも利己的すぎるかな、と思いつつ憧れが止まらない。
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こんな仕事やってられるかと、ずっと思っている。会社に入る前から転職を考えている。出張先の本屋でふと目に入って、猟師もいいかもしれないと思って手に取った。千松さんが初めて仕留めたシカの写真を見て、やっぱり自分にはできないと即座に理解した。すごい仕事、というよりは、本来あるべき生活の...
こんな仕事やってられるかと、ずっと思っている。会社に入る前から転職を考えている。出張先の本屋でふと目に入って、猟師もいいかもしれないと思って手に取った。千松さんが初めて仕留めたシカの写真を見て、やっぱり自分にはできないと即座に理解した。すごい仕事、というよりは、本来あるべき生活の一部なのかもしれないけれど、本当に大変なことだと思った。俺は食ができなくなったことがある。食べようとしても、身体がそれを許さなかった。人間が生きることで精一杯だった頃、生きるか死ぬかで食っていた頃を思うと、なんで贅沢で不遜な悩みだろうと思う。今置かれている環境や、世の中の便利さに、もちろん平生いただく命に、僕らはもっと感謝しなければいけない。
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猟師になった筆者が、何故猟師になったか、どの様に猟師になったか、猟師としてどう活動しているかを綴った本です。 よく「何があっても食べていけるようにスキルを身に付けなくちゃ」と考えて「英語かな。。。プログラミングかな。。。」等、思案を巡らせたりしますが、食いっぱぐれない為の究極の...
猟師になった筆者が、何故猟師になったか、どの様に猟師になったか、猟師としてどう活動しているかを綴った本です。 よく「何があっても食べていけるようにスキルを身に付けなくちゃ」と考えて「英語かな。。。プログラミングかな。。。」等、思案を巡らせたりしますが、食いっぱぐれない為の究極のスキルの一つが狩猟であると思います。筆者は、わな猟という比較的マイナーな方法で狩猟を行っており、その技術の一端が記載されていますが、野生動物に気付かれないように徹底的に罠の臭いを消す等、どの技術も非常に興味深かったです。 また、筆者が、極めて常識人であると同時に、自分が感じること、やりたいことに、素直であり、世間一般でどうあるべきという固定観念にとらわれていないことも、強く印象に残りました。「京大生、猟師になる」みたいな本のタイトルもあり得たと思いますが、多くの人が歩む進路とは別の道を選ぶという葛藤などは描かれず、縁と自身の心に導かれて自然に猟師になる過程が、とても興味深かったです。 現代日本においても、ここまで自然と真摯に向き合った生活があり得るのかと目が覚める内容でした。
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