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東京骨灰紀行 ちくま文庫

小沢信男【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2012/10/12
JAN 9784480429896

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商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

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2023/09/11

もはやどこでピックアップしたのか分からないんだけど、いつか読んだブックガイドから。東京の地理に明るくなく、近現代史もちょっと奥になると分からない、その程度の知識だと、ちょっと歯が立たない。まるで入ってこないほど難解ではないんだけど、馴染みのない地名・人名のオンパレードで、右から左...

もはやどこでピックアップしたのか分からないんだけど、いつか読んだブックガイドから。東京の地理に明るくなく、近現代史もちょっと奥になると分からない、その程度の知識だと、ちょっと歯が立たない。まるで入ってこないほど難解ではないんだけど、馴染みのない地名・人名のオンパレードで、右から左へ抜けていく。いちおう積読けど、再読、するかな~…。

Posted by ブクログ

2022/12/18

東京の墓地・墓碑を巡り、江戸期からこの地に積もり続ける骨と灰から〈都市と死〉の在り方を見つめる。 最初のほうは本当に「お爺ちゃんの歴史散歩」といった感じなのだが、大火や地震、流行病の犠牲者、あるいは吉原で亡くなった女たち、医大生の解剖に使われた御遺体、そして戦死者たちが眠る土...

東京の墓地・墓碑を巡り、江戸期からこの地に積もり続ける骨と灰から〈都市と死〉の在り方を見つめる。 最初のほうは本当に「お爺ちゃんの歴史散歩」といった感じなのだが、大火や地震、流行病の犠牲者、あるいは吉原で亡くなった女たち、医大生の解剖に使われた御遺体、そして戦死者たちが眠る土地に赴き、彼ら彼女らが「なぜここに埋葬されたのか」を語る口調は徐々に熱を帯びてくる。講談調の小気味いいリズムで書かれているが、中身は堀田善衛の『方丈記私記』を思わせるような、民を顧みない権力者への怒りに満ちている。 そのエネルギーにあてられてなかなか読み進められなかったのだが(文体の心地よさに反して"食らう"のだ)、膨大な資料を引用して語られる都市の歴史は濃く、面白い。地下鉄サリン事件を発端に語りだされる築地の聖路加国際病院の成り立ち。20世紀初頭に「乞食」を押し込んだ養育院と彼らが眠る無縁墓地。中産階級が通うお坊ちゃん学校の真裏に夜間も受け入れる貧民小学校が建っていたかつての新宿。東京の知らない顔が次から次へと掘り返され、現在の姿の上に重ね合わされる。 読みながら東日本大震災のころの記憶が蘇ってきた。あのときアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の放送が全国的に延期になって、「なんで関係ない地域まで我慢させられるんだ」というネットの書き込みを見たのだ。それはいつも関東優位で物事が決まることへの不満でもあっただろうけど、私はその書き込みの主が近畿地方在住と言っているのが引っかかり続けた。多分若い人だったのだと思う。 都市の表面だけを見れば、〈復興〉したその姿に人はやすやすと騙されてしまう。というか、自分から騙されにいってしまうのだと思う。本書は自分が育った土地に刻まれた傷を見つめ、静かな怒りと共に死者の魂を街に浮かび上がらせる。

Posted by ブクログ

2021/07/20

東京の墓巡り、慰霊碑の巡礼。明暦の大火、関東大震災、東京大空襲…こんなにも多くの犠牲者が東京の地には眠っている。さらに刑死者、遊女、行き倒れ、名も知れぬ死者たちの骨灰が、東京の地下には埋まっている。飄々と歩き、慄然とする紀行。

Posted by ブクログ

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