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147ヘルツの警鐘 法医昆虫学捜査官

川瀬七緒【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2012/07/19
JAN 9784062178310

147ヘルツの警鐘

¥1,045

商品レビュー

4.1

79件のお客様レビュー

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2023/12/27

炭化した焼死体の腹部から、ウジ虫の塊が出てきた。 法医昆虫学者と警察との共同捜査により、犯人を突き止めていく。 面白い本に出会ってしまった! 法医昆虫学、奥が深すぎてついていくのが大変な部分もあったが、それ以上に好奇心を掻き立てられ、どんどん読み進めてしまった。 死体につく虫が...

炭化した焼死体の腹部から、ウジ虫の塊が出てきた。 法医昆虫学者と警察との共同捜査により、犯人を突き止めていく。 面白い本に出会ってしまった! 法医昆虫学、奥が深すぎてついていくのが大変な部分もあったが、それ以上に好奇心を掻き立てられ、どんどん読み進めてしまった。 死体につく虫が語りかける真実。 その虫の周りにいる虫、その虫を食べた虫、どんどん連鎖して、先へ先へと進む。 虫は正直嫌いなのだけど、何故か夢中になってしまった。 法医昆虫学者の赤堀と、刑事の岩楯のコンビも絶妙! 想像しなかった結末に驚くとともに、次はどんな事件を解決するのか、すぐにでも次作が読みたくなった。

Posted by ブクログ

2023/11/01

 死体の損壊や損傷が激しく、通常の検屍では正確な情報収集ができないケースにおいて、死体についた虫を解析することで情報を割り出していく法医昆虫学。  昔気質の警察官から胡乱な目で見られながらも捜査に奔走する法医昆虫学者・赤堀涼子の活躍を描くサスペンスミステリー。  物語は主人公...

 死体の損壊や損傷が激しく、通常の検屍では正確な情報収集ができないケースにおいて、死体についた虫を解析することで情報を割り出していく法医昆虫学。  昔気質の警察官から胡乱な目で見られながらも捜査に奔走する法医昆虫学者・赤堀涼子の活躍を描くサスペンスミステリー。  物語は主人公の涼子と相棒の岩楯祐也警部補の2人の視点で描かれる。シリーズ第1作。           ◇  放火事件が相次ぐ板橋区近辺。  ある夜、小火程度で収まっていたそれまでと違い、アパートが全焼する大事件が起こる。  焼け跡から見つかった女性のものと見られる焼死体は、すぐ司法解剖に回された。  体を丸めた状態で焼けた遺体は炭化の劇しさから見て、扼殺されたあとガソリンなどの加速剤をかけられていたものと考えられる。  そして遺体の胸と腹を開いた解剖医は驚きの声を上げた。舌から食道および胃までがきれいになくなっていたからだ。  さらに小腸摘出後に取り出されたソフトボール大の球体は、一同に衝撃を与えた。それはウジ虫の塊だったのだ。しかも中心部のウジ虫はまだ生きているではないか。  つまり、炎に包まれる遺体の中で大量のウジ虫が舌から胃袋までを食い尽くしていき、水分の多い小腸にくるまるようにして塊になったということになる。  司法解剖を見届けた警視庁の岩楯警部補と所轄署の鰐川(巡査部長?)が出席した西高島平署での捜査会議。  物証が少ないこととウジ虫が手がかりの1つになったことで、上層部は法医昆虫学の捜査への導入に踏み切った。  後日、法医昆虫学捜査官に任命されたのが昆虫学者の赤堀涼子という女性で、大学の准教授とのことだった。そしてそのサポート役には岩楯と鰐川が任命された。  さっそく赤堀准教授に面会するため大学の研究室を訪れた岩楯たちの前に現れたのは……。   (第1章「コラボレーション」) 全5章。       * * * * *   大好きな『法医昆虫学捜査官 赤堀涼子』シリーズ。未読なのが最初の2作品で、その1作目をやっと借りられました。  まず、作品の印象を左右する、出だしと主要人物について。  出だしは司法解剖のシーン。  毎回、遺体の損傷の激しさや解剖の様子がリアルに描かれているけれど、エグさは控えめなのは1作目からのパターンだったのですね。これは好みにあっていてうれしい。     主要人物はおなじみの面々。  所轄の若手刑事の鰐川宗吾や昆虫コンサルタントの辻岡大吉については、初登場ということでかキャラクターがわかりやすく書かれているのがよかった。どちらも品があって粗野なところがないのが好もしい。  そして、主役の2人。 赤堀涼子。小柄で華奢。色白でお肌はつるつる。ショートカットで 36 歳には見えない美少女風。純で熱い心も持っている。さらに口は達者で非常に負けん気が強い。なんてステキなヒロインなのでしょう。  岩楯祐也。長身で人相がよくない中年刑事。本庁捜査一課の警部補を務めるだけあって、捜査の的を外さず的確に動く優秀な捜査官です。性格的に少しクセがあるものの、意外にも公平公正、フェアな男なのでした。  しかも! 1作目から2人はいい雰囲気だったことが判明。微笑ましかった。  次に作品のウリでもある法医昆虫学。  動物の死骸が出るとすぐさま察知した蝿が集まり産卵するのですが、それを追うように上位の虫が段階的に集まり、短期間に食物連鎖社会が成立します。その時間差はかなり正確です。つまり現場で採取した虫から死骸について様々な情報を得ることができるということです。  だから、ウジボールの中で生き残ったウジ虫から涼子が死亡推定時刻をピンポイントで割り出したところは、それが法医昆虫学の肝であるとは言え、非常に興味深かった。  さらにウジ虫とコカインの関係を調べ上げた涼子の推理力と行動力にも惚れ惚れしました。  最後に、クライマックスとなる終章。  やはり絶体絶命のピンチに陥るのは涼子だったし、岩楯が涼子救出に死にものぐるいになるのも同じでした。でも( 主役の2人は死なないとわかっているのに )やっぱりハラハラドキドキ。鰐川くんの大活躍もあって満足しました。  エピローグで見せた涼子と岩楯の心の交流も印象深いものでした。  法医昆虫学を認め涼子へのリスペクトを不器用に伝える岩楯。照れ隠しのように岩楯を茶化しつつ捜査官を続けることを表明する涼子。 もう、ニヤニヤ笑いが止まりませんでした。  どこか種明かしを見るようでワクワクしながら読んだ1作目。本当に魅力満載でした。  残りは1作品になりました。手元にはありますが、大切にちびちび読もうと思います。(セコくて申しわけありません。)

Posted by ブクログ

2023/10/30

法医昆虫学捜査官シリーズということで第1弾から読んでみました。虫のお話ということで、作品に入り込めるか不安だったけど、面白かった!岩楯と鰐川の刑事コンビも昆虫学者の赤堀涼子も魅力あるキャラで良い感じ。虫の描写あたりはちょっと気持ち悪くて、食欲減退。話自体はしっかりしていて一気に読...

法医昆虫学捜査官シリーズということで第1弾から読んでみました。虫のお話ということで、作品に入り込めるか不安だったけど、面白かった!岩楯と鰐川の刑事コンビも昆虫学者の赤堀涼子も魅力あるキャラで良い感じ。虫の描写あたりはちょっと気持ち悪くて、食欲減退。話自体はしっかりしていて一気に読みました。続けて読みたいシリーズです。

Posted by ブクログ

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