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世にも奇妙な人体実験の歴史

トレヴァーノートン【著】, 赤根洋子【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2012/07/06
JAN 9784163754406

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世にも奇妙な人体実験の歴史

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2021/11/09

久し振りのドキュメントもの。某大学のフリーペーパーで紹介されていて気になっていたのだが、気がついたら文庫化されていた。 淋病と梅毒の原因がわかっていなかった時、淋病が進行すると梅毒になると考えられていたため、自らに淋病患者の膿を移植する。麻酔がどれくらいで聴くかクロロホルムを吸...

久し振りのドキュメントもの。某大学のフリーペーパーで紹介されていて気になっていたのだが、気がついたら文庫化されていた。 淋病と梅毒の原因がわかっていなかった時、淋病が進行すると梅毒になると考えられていたため、自らに淋病患者の膿を移植する。麻酔がどれくらいで聴くかクロロホルムを吸ってみる、その他色々と自分や家族、囚人に孤児たちまでをも使った人体様々な人体実験。 著者が海洋生物学者ということもあり、中盤から水圧、気圧、サメなど、人体実験と言えなくもないが、海や空の事故や挑戦などの話が多く述べられているので、我々科学者系の人間にはちょっと残念な感じであった。我々には、序盤の自分で感染症を試してみたり、麻酔を使って公開手術をしてみるものの聞かなくて大失敗、なんて言う話が面白い。 その中間にあるのがやはり放射線の話で、害がよくわからないままベネフィットを追求するがために無茶をして、その結果命を落としているのは辛いものが有る。 人体実験や人類の挑戦については、やはり第二次大戦あたりの1900年代の初頭のものが多く、そのいくつかはノーベル賞という大きな評価につながっている。戦後も米軍を中心に、人間や技術の限界を試す挑戦についてはスリリングで、年齢や専門問わず引き込まれるものが有るだろう。米軍はそういう結果的には戦術にはつながらなくても、技術革新のために(中には原爆のようなものも有るが)協力していく地盤が有るのだろう。自衛隊にも有るんだろうかかね? また、最後は普通「あとがき」「解説」になっているものであるが、仲野徹大センセーの講義も兼ねた面白おかしい実験エピソードが「解説」になっており、そこもセットでこの本という感じがする。「解説」は読み飛ばさないように。

Posted by ブクログ

2021/06/21

文字通りの命がけの実験。身をすり減らして、または命を落とし。ユーモアにカジュアルに綴られているから想像して身をよじらすような描写なんだけど悲壮感がない。医学の進歩のための人体実験の他、サメとの闘い、潜水試験から高度への挑戦も。

Posted by ブクログ

2021/05/20

人体実験の歴史の本ではあるが、セーフティーネットからこぼれ落ちた人を攫って同意を得ずに…みたいな話がメインなのではなく(もちろんそういう話も含まれてるが)、自己実験で医学を進歩させた医師の話が主題。 1人の人間の好奇心と勇敢さと無謀さが医学史を大きく進める様が面白い。 終盤の...

人体実験の歴史の本ではあるが、セーフティーネットからこぼれ落ちた人を攫って同意を得ずに…みたいな話がメインなのではなく(もちろんそういう話も含まれてるが)、自己実験で医学を進歩させた医師の話が主題。 1人の人間の好奇心と勇敢さと無謀さが医学史を大きく進める様が面白い。 終盤の、どれだけ深い海底に潜れるかや、どれほど早い速度で飛行できるか、どれほど空高くへ飛行できるか等の実験は医学から少し離れているような? ジキルとハイド氏の元ネタになった、人体実験大好きマッドサイエンティストの話が面白かった。彼が現れてから死体の値段が高騰し、土葬された死体が片っ端から盗まれて売られたり…笑 本の序盤の、昔のイギリスの医療事情がどれもこれもぶっ飛んでて面白かった。 ニトログリセリンをカクテルにしていた話とか… 昔は危ないものが分かってなかったから無茶苦茶してたんだな。 江戸の医者で、世界で初めて全身麻酔を完成させた人の話も載っている。自己実験によって薬効を試したり医師とは違い、彼は実験で母親を殺したり妻を失明させたりしている…女の命が軽い!この人の家族の話が、家長に献身的な家族として美談にされてたのをどこかで見たんだけど、それは違うのではないか…?? 本書で取り上げられていた、全身麻酔の実現のために自己実験をした人の話も面白かった。 実験は成功だったが、体が麻痺していて唾液が飲み込めなくなり、自身の唾液で溺死しかけたという…危ない…けどやってみないとわからない想定外だ。 世界中のあらゆる動物を食べるのが好きだった人のエピソードも面白い。 ただ、彼は馬を食べて「膠みたいだ」と言ってるけど、それは調理法が不味かっただけでは…?馬刺し、美味しいよ。 というか、食事は、素材の鮮度と肉の下加工、調理法によって味の差が大きいから、遠い海の向こうで殺されて数ヶ月かけて運ばれてきた珍味が不味いのは当然… 彼は百科事典のような舌を持っていた。 ある時、教会の床に血のシミが浮かぶようになり、奇跡なのでは?と騒がれていた。 そこに居合わせた彼は、床を舐めて「コウモリの小便だ」と言い当てたという。 コウモリの小便の味さえ知っていた、というエピソード。

Posted by ブクログ

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