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紙の月

角田光代【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川春樹事務所
発売年月日 2012/03/02
JAN 9784758411905

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商品レビュー

3.8

365件のお客様レビュー

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2024/03/09

こんなにジリジリ息苦しくなる小説は初めて。 冒頭から梨花が一億円を横領した事は明らかにされていて、ゴールが分かっているだけにそこへ少しずつ近づいていく事に焦燥感が募る。 読み終わって深呼吸をして、あぁ、借金が無くて、給料は安いけど買いたい物はそれなりに買える今の生活ってなんて幸せ...

こんなにジリジリ息苦しくなる小説は初めて。 冒頭から梨花が一億円を横領した事は明らかにされていて、ゴールが分かっているだけにそこへ少しずつ近づいていく事に焦燥感が募る。 読み終わって深呼吸をして、あぁ、借金が無くて、給料は安いけど買いたい物はそれなりに買える今の生活ってなんて幸せなんだろうとホッとしたりして。 梨花に共感はできないんだけど、圧倒的な悪者ではないところがまた救えない。 この主人公めっちゃ嫌い!!って思えるようなスーパー悪女が男に貢いで自爆する話だったらどれだけ楽か(笑 こういうボタンのかけ違いみたいな事の連続で狂っていく事って人間誰でもあるよなぁ。 梨花と関わりのある人たちの事件後の日常も描かれていることで、それがよりリアルに感じられた。 梨花ほどではなくても、それぞれお金にまつわる事で自分を見失っていったり、他人との関係性が変わってしまったりしていて、梨花とそれ以外の人達がそこまでかけ離れているようには思えない。 梨花が起こした事件は実はそれほど特別な事ではなくて、ありふれた日常の選択の中で偶然落とし穴にはまってしまったようなものなのかもしれない。 周囲の人達が語る梨花の人間像が様々で、つかみ所がないのもまた恐ろしい。 結局梨花自身が自分自身の事を全くわかっていなかった事が元凶なんだろうか。 「何者でもない」というのは「何者にでもなれる」と紙一重なのかもしれない。

Posted by ブクログ

2023/10/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

銀行員となった既婚の主人公(41歳)が、取引先のお得意様の孫(大学生)と不倫関係となり、その男に貢いだりデートや密会したりするために他のお得意様のお金を横領し、最終的に海外に逃げた物語だった。 また、主人公が横領する前から現在にかけて、同級生や元カレはどんな暮らしをしていたかが描かれていた。 初めて横領や不倫を扱っている物語を読み、衝撃を受けた。たまに横領事件のニュースを見るが、その犯人は、この物語の主人公のような背景や状況なのかなと思った。 よく、「大金を持つと人が変わる」ときくが、 まさしく その通りだなと思った。 タイトルと表紙のイラストからのイメージと全く違くて、とても驚いた。

Posted by ブクログ

2023/06/05

途中までは意味がわからなかったが 中盤から一気に話が面白くなる 最後まで読んでほしい 途中でリタイアしそうになるが最後まで読んでみてほしい ある意味「告白」レベル

Posted by ブクログ

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