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梅棹忠夫の「人類の未来」 暗黒のかなたの光明

梅棹忠夫【著】, 小長谷有紀【編】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 勉誠出版
発売年月日 2011/12/16
JAN 9784585230137

梅棹忠夫の「人類の未来」

¥990

商品レビュー

3.9

10件のお客様レビュー

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2023/02/19

1970年ごろ、梅棹忠夫さんが構想したものだが、未完成だった書籍がある。『世界の歴史』の25巻目として、構想していた『人類の未来』。 当時の資料が冒頭に確認することができる。目次とこざねだ。 こざねとは、B8判サイズのカードのことで、1枚に1アイデアや資料、発見を書き留め、組み合...

1970年ごろ、梅棹忠夫さんが構想したものだが、未完成だった書籍がある。『世界の歴史』の25巻目として、構想していた『人類の未来』。 当時の資料が冒頭に確認することができる。目次とこざねだ。 こざねとは、B8判サイズのカードのことで、1枚に1アイデアや資料、発見を書き留め、組み合わせたり、入れ替えたりして書籍として構成していく作業に使っていたとの説明がある。 これを眺めているだけでも楽しめる。どんな内容になっていたのか?思いを馳せる。 1966年ごろからの著名な文化人との対談も興味深い。当時大阪万博が開催される前で、万博の企画運営にも携わっていたことが垣間見れる。 文化、宗教、思想、科学、工学、経済、環境、情報・・・・ありとあらゆる視点から「人類の未来」を浮き彫りにしようとしている。このテーマでは、幅広い視点から考察することは、ある意味当然なのかもしれない。しかしながら、この膨大な視野からテーマをとらえることは、野心的な試みだったのだと思う。 こざねひとつひとつから、創造を重ねるだけでもあっという間に時間が立ってしまう。偉人の思考の片鱗を垣間見ることができる一冊。

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2020/04/03

CSLの暦本さんが梅棹さんがよいとtweetしているのでこの本を買ってみました。60年代の熱気が伝わってくるけど、たぶん他の本のほうが入門にはいいんだろうと思います。なんか、マニア向けな気がする。たぶん中沢新一的な考え方のオリジナル(まあ、いろいろと違いますけど)。竹内整一さん(...

CSLの暦本さんが梅棹さんがよいとtweetしているのでこの本を買ってみました。60年代の熱気が伝わってくるけど、たぶん他の本のほうが入門にはいいんだろうと思います。なんか、マニア向けな気がする。たぶん中沢新一的な考え方のオリジナル(まあ、いろいろと違いますけど)。竹内整一さん(鎌倉女子大学教授)のはかなさの感受性へってセクションがとてもよかったです。はかというのは、農業における刈り取りの単位のようなもので、要するに、剰余を生み出す計画みたいなものが「はかる」でありそれができないことが「はかない」らしい。これは、ストーリーから共時性、ビッグデータ、べき乗則の方向に進むという時代の流れのなかでああそうか。と感じました。まあ今がコロナだからな。

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2019/12/26

梅棹忠夫の未刊の書、『人類の未来』の内容を探る資料、座談会、論考を集めたもの。 河出書房版「世界の歴史」は、今西錦司ほか『人類の誕生』、宮崎市定『大唐帝国』、松田道雄『ロシアの革命』などの名著を世に出しており、その最終巻が梅棹忠夫『人類の未来』…、のはずだったが、刊行されずに終...

梅棹忠夫の未刊の書、『人類の未来』の内容を探る資料、座談会、論考を集めたもの。 河出書房版「世界の歴史」は、今西錦司ほか『人類の誕生』、宮崎市定『大唐帝国』、松田道雄『ロシアの革命』などの名著を世に出しており、その最終巻が梅棹忠夫『人類の未来』…、のはずだったが、刊行されずに終わる。本書の冒頭には、この未刊の書の目次案やアイデア(こざね)が収録されていて、梅棹の構想の一端を窺うことができる。刊行挫折に至る経緯を追った小長谷さんの論考も、臨場感に富んで、面白かった。 設計思想ではなくプレイ・ボーイに、理性ではなく英知に「暗黒のかなたの光明」を見出した梅棹の発想は、今でこそ参照されるべきと思う。

Posted by ブクログ

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