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「生きる力」の強い子を育てる 人生を切り拓く「たくましさ」を伸ばすために 人間性教育学シリーズ2

天外伺朗【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 飛鳥新社
発売年月日 2011/11/02
JAN 9784864100878

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「生きる力」の強い子を育てる

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商品レビュー

4.2

14件のお客様レビュー

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2022/06/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「生きる力」を育む教育学に関する話 正直、賛否が判断しづらい。 そりゃそうだよなーって思うことと、本当か?って思うことに分かれた。主観論が多すぎて、半信半疑って感じ。 中には研究結果の引用もあり、そこは納得できた。 (愛着形成がうまく行ってる子は、離れてたお母さんが迎えにきてもちらっと見て遊びに戻る、とか) 実際こんな教育できなくない?怖くない?っていう気持ちもある。(勉強させずに大自然の中でフロー体験させて、その後勉強に集中投下して本当に巻き返せるの?とか) この教育を極端に進めたら、今の世の中には適合しないよねっていう気持ちもある。(牛乳をこぼしてジャバジャバ遊んでいるフロー状態を邪魔しない→他の人の家でもやる、とか) ただ、共感できるところもある。 (幼少期の古い脳が育たないうちに、大脳新皮質が関与する読み書きそろばんを教え込むのは、発達の順番がちぐはぐでエラーが起こりやすい。とか、無条件の受容を行うことで子どもが安定するとか) ____________ 生きる力、とは、社会に変革を及ぼすような力のこと。 日本では、過去「国家主義教育(与える教育)」を行っていた。 これは、一つの方向に向かって一心に進む力を育む。一方で、自分で考えて進む力が育ちにくい。(戦争頑張っちゃうとか) その後、「生きる力」を育むべく、「ゆとり教育」が始まった。 しかし根本の人本来が持っているものを伸ばすには中途半端で、失敗に終わった。 本来、「生きる力」は、下記4点で伸ばすべき。 ・無条件受容 ・大脳新皮質より先に古い脳を鍛える ・フロー (なにかを夢中になって突き詰めること) ・大自然との対峙 これは、サドベリー校、シュタイナー教育、モンテッソーリなどで行われていることと紐づく。

Posted by ブクログ

2021/05/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

お子さんがいる方、保育士や教師など子供に関するお仕事をされている方にとって、もしかしたら、ご自身の考えている教育方針、子育ての考え方に迷いが出てしまうかもしれないけど、自分の頭に新しいアンテナがニョキって出てくる感じがした。 以下、転載です。(自分用メモとして) ■この著者が定義する「生きる力」の特徴: 人間の大脳の中で、爬虫類時代までに発達した「古い脳」のはたらきがコアになっている能力や資質のみを「生きる力」と呼んでいる。 逆にいうと、理性、論理、知識などの大脳新皮質のはたらきだけで完結している表面的な能力は「生きる力」に含めていない。外から強制された枠に従って実行している正義感、倫理観もそれに含まれる。(「生きる力」には含まれない)  ※それをいかにしたら強化できるかを本書で掘り下げている。 ■この本に出てくるキーワード・トピック: ・「与える」教育ではなく「引き出す」教育。 ・すべての子どもは、自分自身の中に神を持っている。自我が満たされた自由な子どもはその神を発揮する。善悪や正邪の価値基準を与え、子どもを型にはめようとすると、その内にある神を悪魔に変えてしまう。つまり、法律や規則でしばり、道徳で抑え込もうとするから、罪を作り、反逆者を作り出すのだ。 ・サドベリー教育:「自由に遊び尽くす」ことにより「生きる力」が強化されることを重視した教育。 ・チクセントミハイが提唱する「フロー理論」。 ・「フロー(流れ)」とは、「夢中になって、我を忘れて、何かに取り組んでいる状態」をさす。 ・フローにはいるひとつの条件として、何事も強制されることなく、完全に自由な状態で、自らの心の深いところからこみ上げてくる欲求にしたがって行動する必要がある。これを「内発的動機」にもとづいて行動する、と表現する。 遊び尽くした子どもは、今度は学習意欲が高まり、先生と交渉して自ら授業を企画する。つまり、内発的動機にもとづいた学習が始まるのだ。子どもたちは、遊びを通じて「フロー」に入りやすい体質になっており、学習の効率は極端に高くなる。 事実、小学校六年間で教わる算数の内容は、二十四時間程度で完璧に身につけてしまうという。 ・「生きる力」の強化は、「バーストラウマ」をいかに軽減するかにかかっている。 ・子どもに関する真理はひとつしかない。それは、愛され、自由であり、自分自身であることが許されるなら、誰しもが攻撃性が少なく、表裏のない、誠実さと思いやりの心にあふれた、善良で、平和で社交的な人間になることだ。 ・もし、世界中の母親が、医療の介入を受けることなく自然に分娩し、すぐに赤ちゃんを抱いて初乳を与え、母乳と愛情をたっぷり与えて育てることができたとしたら・・・おそらく・・・この地球の上から戦争はなくなるでしょう。 ・人間教育の土台は早期文字教育などではない。あらゆる感覚器官、運動器官が、この瞬間模倣力の最も強い時期(0〜2歳)に発達する。(中略)このときは何という意欲に満ち満ちているか。それなのに多くの兄弟姉妹、友だちをもつこともなく、狭い教室に閉じ込められて、この二度とない大切な時期を過ごさなくてはならない子どもたちのことを思うと心が痛む。 ・「生きる力」が伸びる四要素 1.無条件の受容 2.大脳新皮質がいろいろ学ぶ前に、古い脳を徹底的に鍛える 3.フロー 4.大自然との対峙 ・日本の親たちに目覚めてほしいという願いを込めて、本書を書いている。 ・「生きる力」の重要性をすべての人が理解し、それを強化する方法論のトレーニングを受けた人が増える必要がある。何よりもまず、優秀な保育者を大量に育成することが急務だ。

Posted by ブクログ

2019/05/06

すごい! ・今まで自分が学んだ、コーチングの基礎になる考え方、 ・学校教育に関する、モヤモヤした感情 ・”ゆとり教育”失墜の本当の理由 が順を追って、わかりやすくまとまっている。 これを読むと、これまでの子育て教育感が間違っていなかった ことが判ると同時に、人間の能力を伸ばす...

すごい! ・今まで自分が学んだ、コーチングの基礎になる考え方、 ・学校教育に関する、モヤモヤした感情 ・”ゆとり教育”失墜の本当の理由 が順を追って、わかりやすくまとまっている。 これを読むと、これまでの子育て教育感が間違っていなかった ことが判ると同時に、人間の能力を伸ばすために必要な環境 についてのTipsが、知識として獲得できる。 後は、いかにこれらを実践するか? だな。 本書を通じて知った、サドベリー校については、 また別の書籍を通じて見聞を深めたい。 以下、気になったキーワードを書籍からピックアップしておく。 ・”ゆとり教育”は、教師の力量が問われる  優秀な教師には、スポットがあたらず、  ダメ教師のお粗末授業ばかりがクローズアップされた。 ・アメリカのボストン郊外にあるサドベリー・バレー校  NHKが紹介した番組(1997年放送)のビデオを入手  ここは、「生きる力」を強い子を育てる教育の数少ない実践例 ・日本ほど教育内容の規制が厳しい国は他にない  アメリカでは、デューイ教育以外にも  シュタイナーやモンテッソーリの教育など、多くの  特にな教育が許されており、サドベリー教育でさえも  公教育として認められ、政府からの補助金が支給されている。 ・「与える教育」ではなく、「ひきだす教育」を  適切な環境を用意し、自然に育った子どもは、いまの社会の常識に  とらわれずに自らの価値観を熟成し、社会を改革する力を身につけていく ・「人間性教育」←著者が推奨している定義 の系譜 01.ジャン=ジャック・ルソー(1712-1778:フランス) 02.ヨハン・ハインリッヒ・パスタロッチ(1746-1827:スイス) 03.ヨハン・フリードリッヒ・ヘルバルト(1776-1841:ドイツ) 04.フリードリッヒ・ヴィルヘルム・フレーベル(1782-1852:ドイツ) 05.エレン・ゲイ(1849-1926:スウェーデン) 06.ジョン・デューイ(1859-1952:アメリカ) 07.ルドルフ・シュタイナー(1861-1925:ドイツ) 08.マリア・モンテッソーリ(1870-1952:イタリア) 09.アレクサンダー・サザーランド・ニイル(1883-1973:イギリス) 10.セレスタン・フレネ(1896-1966:フランス) 11.ロリス・マラグッチ(1920-1994:イタリア) 12.ダイエル・グリーンバーグ(1934-:アメリカ) ・グリーンバーグが提唱したサドベリー流の教育は、極端  徹底的に遊び尽くして満足した子どもは、必ず学習意欲が高まる時が来る。  日本の母親達は、必死になって就学前から文字を教え、知識を教えよう  としているが、まったく無駄である。むしろ失ったものが大きいと考える。 ・子どもを癒すには、「無条件の受容」が必要。  「〜ができたら、〜を与える」ではない。 ・近代に入ってからは、  ルソー著『エミール』(1963年)が「性善説」の代表格  J・ズルツァー著『子どもの教育と指導の試み』(1748年)が、「性悪説」の代表格 ・いまの教育は、社会の枠組みを絶対的な正義とみなして、  子どもたちを強制的にその枠の中に押し込めようとしている。  ところが、枠が存在することにより抑圧が生じ、子ども達のモンスターが  肥大してさまざまな問題を生じているというメカニズムを十分に理解していないと、  本当はまともな教育は望めない。 ・昔から、「リーダーは声の大きいやつから選べ!」という格言がある。  岡田武史前日本代表監督は、それを聞いて  「そういえば俺も、昔から声のでかいやつばかりキャプテンに選んできたな。。。」  と言っておられた。

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