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絶望名人カフカの人生論
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 飛鳥新社 |
発売年月日 | 2011/10/24 |
JAN | 9784864101158 |
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絶望名人カフカの人生論
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商品レビュー
3.7
92件のお客様レビュー
20世紀文学の代表的作家、フランツ・カフカはとてもネガティブな人だったらしい。そんな彼が日記や手紙、メモにのこしたネガティブな言葉を紹介した本。 恋愛、家族、仕事、社会など、あらゆることに絶望し、悲観的な言葉をのこしている。繊細で傷つきやすく、自己肯定感が低い。考えすぎて臆病に...
20世紀文学の代表的作家、フランツ・カフカはとてもネガティブな人だったらしい。そんな彼が日記や手紙、メモにのこしたネガティブな言葉を紹介した本。 恋愛、家族、仕事、社会など、あらゆることに絶望し、悲観的な言葉をのこしている。繊細で傷つきやすく、自己肯定感が低い。考えすぎて臆病になり、一歩が踏み出せない。100年前の人ではあるのにその性格は現代的で、その言葉に共感するところも少なくない。(だからこそ文学史に名前がのこることになったのだろう。) 『変身』しか読んだことはないが、カフカがこんな性格だったことを知ると、ああいう小説を書いたというのも納得。カフカ自身も自分の作品の異質性に自覚的であったようだ。 「すべては幻影だ。 家族も、仕事場も、友達も、道も。 遠くにいようと、近くにいようと、すべて幻影だ。 女性もそうだ。 すべてはおまえの頭の中にしかない。 窓もドアもない独房の壁に、 おまえが自分の頭を押しつけているのだけが真実だ。」 (188ページ)
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こんなネガティブな人、見たことない。 だからこそかもしれないが、読んでるとかえって勇気がもらえる気がする。 自分より絶望してる人を見ると、自分がまだマシと思えるからだろうか。
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カフカが絶望しながらも生きている強さに逆に圧倒されました。父親の存在、仕事、人間関係、婚約、社会、全ての普通に手が届かない自分と板挟みになりながらも小説を書いたカフカ、意外に強い(?)と思いました。絶望しても不幸ではないカフカ。不思議です。
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