1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 新書

原発と権力 戦後から辿る支配者の系譜 ちくま新書

山岡淳一郎【著】

追加する に追加する

定価 ¥836

¥110 定価より726円(86%)おトク

獲得ポイント1P

残り1点 ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

6/1(土)~6/6(木)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2011/09/07
JAN 9784480066282

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

6/1(土)~6/6(木)

原発と権力

¥110

残り1点
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/03/30

FUKUSHIMAの直後に出た本なので、FUKUSHIMAに関することがたくさん書かれているのかと思いきや、2000年以降の話はあまりありませんでした。 カバーのそでにも書かれているように、中曾根康弘、正力松太郎、田中角栄の3人に焦点を当てて原発政策について語ることで、原発に付随...

FUKUSHIMAの直後に出た本なので、FUKUSHIMAに関することがたくさん書かれているのかと思いきや、2000年以降の話はあまりありませんでした。 カバーのそでにも書かれているように、中曾根康弘、正力松太郎、田中角栄の3人に焦点を当てて原発政策について語ることで、原発に付随する権力を明らかにしようとした本なので、もっと前に出ていてもおかしくないのですが、タイミングを図って、FUKUSHIMAの直後に出版したものと思われます。 技術的なことにも触れてはいますが、そこはどこからか引いてきたことを書いているだけのようなので、技術面に関しては、あまり信用しない方がよさそうです。 また、一次情報は少なく、基本的には二次情報に基づいて書かれており、足りない部分は著者の想像で埋めているので、想像に過ぎない部分がかなりあることを前提に読んだ方がよさそうです。 ロジックについても若干「?」な部分があります。 とはいえ、原発に関わる政府や電力会社のあり方の歪みに関する記述については、概ね正しいものと思われます。 原発の導入に関しては、少なくとも政府は、日本のエネルギー政策について、もっと長いスパンで、もっと大きな絵を描いた上で、さらには、それらの絵を5年ないしは10年単位ぐらいで、状況の変化を考慮して大きく見直しながら進めるべきだと思うのですが、最初に描いた絵に固執するとともに、小手先の対応で進んできたように思います。 政府や電力会社には、SDGsや再生可能エネルギーが叫ばれる今こそ、大きな絵を描き直して、エネルギー政策を立て直してほしいと、強く思います。

Posted by ブクログ

2014/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 原子力発電、それは戦後日本にとって最高の電力システムだった。 再軍備ともつながるその魅力に多くの政治家は飛びついた。 いち早く原子力予算を成立させ、日本を原発大国にした中曽根康弘。 CIAと結びつき、総理の座を狙うために原子力を利用した正力松太郎。 ウランを外交戦略の要に据え、東奔西走した田中角栄。 権力者は原子の力を我がものにし、こんにちの日本を形作った。 戦後から連綿と続く忘れさられた歴史をいま解き明かす。 [ 目次 ] 第1章 「再軍備」が押しあけた原子力の扉(すべては逆コースから始まった;巣鴨プリズンで読んだ英字紙 ほか) 第2章 原発導入で総理の座を奪え!(主役は正力松太郎;CIAとパイプを持ち、マイクロ波通信網を構想 ほか) 第3章 資源と核 交錯する外交(新潟が生み出した田中角栄;原発の地元誘致のカラクリ ほか) 第4章 権力の憧憬 魔の轍「核燃料サイクル」(下北半島を日本有数の原子力基地に;使用済み核燃料再処理の壁 ほか) 終章 二一世紀ニッポンの原発翼賛体制(核武装を口にする孫世代の議員たち;核保有に等しい原発の存在 ほか) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted by ブクログ

2012/07/21

科学者の純粋な興味,日本の再軍備のための政治家の思惑が最終的にドロドロした利権の温床になる様子が見て取れる. 結局のところ本質的な原因は「失敗の本質」にも繋がる日本人の決められない,問題を先送りにする体質にあると思った. 現在はこの利権問題と電力不足の問題が混同して語られ,最終的...

科学者の純粋な興味,日本の再軍備のための政治家の思惑が最終的にドロドロした利権の温床になる様子が見て取れる. 結局のところ本質的な原因は「失敗の本質」にも繋がる日本人の決められない,問題を先送りにする体質にあると思った. 現在はこの利権問題と電力不足の問題が混同して語られ,最終的に原発再稼働する・しないの2択になっていしまっているが大きな問題.現実的には最低限の原発を動かしつつ脱原発を進めていくべきだと思うのだが,決められない現状をみると日本人はここ50年進歩していないのだろう. ※ちなみに,原発と核は必要な技術が大分異なると思うのだが,本文中では原発=核という扱いになっているのに違和感を感じた.ここらへん知識が足りない.

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品