1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

従妹ベット(下) 岩波文庫

オノレ・ド・バルザック(著者), 水野亮(著者)

追加する に追加する

定価 ¥715

¥440 定価より275円(38%)おトク

獲得ポイント4P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1992/02/01
JAN 9784003252963

従妹ベット(下)

¥440

商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2021/09/15

 鹿島茂「悪女入門」によれば、「タイトルが少しそぐわないのではないか(中略)主役である『妖婦ヴァレリー』でも『好色男ユロ』でもなく(中略)醜い従妹ベットがタイトルに使われているからです」。  「好色男ユロ」。他の翻訳では「好色一代記」の副題があったように思う。エクトル・ユロのモデ...

 鹿島茂「悪女入門」によれば、「タイトルが少しそぐわないのではないか(中略)主役である『妖婦ヴァレリー』でも『好色男ユロ』でもなく(中略)醜い従妹ベットがタイトルに使われているからです」。  「好色男ユロ」。他の翻訳では「好色一代記」の副題があったように思う。エクトル・ユロのモデルは文豪ヴィクトル・ユゴーというが、サチュリア(男性色情狂)の疑いがあるユゴーならさもありなん。  ベットが手を下さなくても、ユロ家は家長の度を越した猟色により、瓦解したのではあるまいか。  河出世界文学大系版で本文・解説を読んでから、岩波文庫下巻の解説を読む。  追記:闇の仕事師みたいなサン・テステーヴ夫人の迫力が際立っている。さぞかし「人間喜劇」の中で暗躍するのだろう。

Posted by ブクログ

2010/11/14

下巻の展開は激しいとでも言えばいいか。 吐きそうになるくらいには人間が気持ち悪い。 よくもこんなに人間の嫌な面ばかりを剥き出して、 ストーリーを破綻なく進められるものだ。 不思議に予定調和を見る思いがした。 すごいものだ…結局はなるようになったということか。 ベットは望んだも...

下巻の展開は激しいとでも言えばいいか。 吐きそうになるくらいには人間が気持ち悪い。 よくもこんなに人間の嫌な面ばかりを剥き出して、 ストーリーを破綻なく進められるものだ。 不思議に予定調和を見る思いがした。 すごいものだ…結局はなるようになったということか。 ベットは望んだものは手に入らなかったが、 望みもしなかったものを押しつけられた。 悪くはないと考えるべきなんだろうけど、嫌な最期だ。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品