今はすっかり海外の有名なチョコを日本で帰る機会が増えました。楠田枝里子さんは有名な科学女史でもあるし、チョコ大好き人間としても有名。科学的なチョコの効能。また今を賑わす天才ショコラティエのチョコの紹介。私も知った美味しいショコラティエの名前もあり、あの余韻の長い素晴らしいチョコをついつい夢想。

チョコレートが好きで、毎日１粒か２粒だけ食べている。健康にいいんだか悪いんだか知らないので、あまり食べてもいけないだろうと、１粒２粒にセーブしている。よくわからずに食べているのもなんだし、気も向いたので、チョコレートの効能はどんなものかと本書を読んでみた。 すると、チョコレートは本当にこんなすごいパワーを持っているのかと、驚くばかり。疑う気持ちがないわけではないが、本書は著者の楠田さんが何人もの医師や専門家にインタビューして丹念にまとめたものだ。 思い起こせば、以前テレビ番組の影響で「ココア」が健康にいいという話が広まり、多くの店の棚からココアが消えるほど売れたことがあった。あれがそうだったのか。 「カカオマス・ポリフェノール」この含有成分が健康にいいそうだ。 具体的には、ガン、動脈硬化、老化（シミ、シワ、更年期障害、ボケ）、胃炎、胃潰瘍などを抑制する効果があるのだそうだ。そのほかにも、便秘に効いたり、精神を安定させたり、脳の働きを良くしたりと良いことだらけ。 肥満、虫歯、鼻血、ニキビの原因になるなんてよく聞いたりするけれど、それらはみんな誤解だそうだ。 ただし、チョコレートなら何でもいいというわけではない。ただし、高級で高価なチョコレートじゃなければいけないなんてことはない。 さて、どんなチョコレートがいいのだろう？ 美味しくて健康効果もあるのなら食べない手はない。この本をよく読んで、お店を覗いてみよう。