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スティーヴ・フィーヴァー ポストヒューマンSF傑作選 ハヤカワ文庫SFSFマガジン創刊50周年記念アンソロジー

山岸真【編】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2010/11/25
JAN 9784150117870

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スティーヴ・フィーヴァー

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商品レビュー

3.5

20件のお客様レビュー

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2023/12/12

《目次》 ・「死がふたりをわかつまで」 ジェフリー・A・ランディス ・「技術の結晶」 ロバート・チャールズ・ウィルスン ・「グリーンのクリーム」 マイクル・G・コーニイ ・「キャサリン・ホイール(タルシスの聖女)」イアン・マクドナルド ・「ローグ・ファーム」チャールズ・ストロス ...

《目次》 ・「死がふたりをわかつまで」 ジェフリー・A・ランディス ・「技術の結晶」 ロバート・チャールズ・ウィルスン ・「グリーンのクリーム」 マイクル・G・コーニイ ・「キャサリン・ホイール(タルシスの聖女)」イアン・マクドナルド ・「ローグ・ファーム」チャールズ・ストロス ・「引き潮」 メアリ・スーン・リー ・「脱ぎ捨てられた男」 ロバート・J・ソウヤー ・「ひまわり」 キャスリン・アン・グーナン ・「スティーヴ・フィーバー」 グレッグ・イーガン ・「ウェディング・アルバム」 デイヴィッド・マルセク ・「有意水準の石」 デイヴィッド・ブリン ・「見せかけの生命」 ブライアン・W・オールディス ・ 編者あとがき――ラヴ・メタモルフォス・プラス

Posted by ブクログ

2021/12/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

お気に入りがあまり見当たらず、イマイチなアンソロジー。 「死がふたりを分かつまで」★☆☆☆☆ - 超短編。なんでもない。 「技術の結晶」★★☆☆☆ - ショートな人体改造もの。義眼に始まり、体の改造を止められなくなる男。 「グリーンのクリーム」★★★☆☆ - ある時から人類はリモーターというロボットを通じて外界を旅し、自身の肉体はその場にとどまる、という暮らしをするようになった。リモーターの観光旅行先として人気の古い村で土産屋を営むグリーン夫婦。リモーター - なんとも奇妙な雰囲気の流れる短編。 「キャサリン・ホイール(タルシスの聖女)」★☆☆☆☆ - ほぼ意味がわからなかった。没入だなんだとややスチームパンク感もあったのだが。 ローグ・ファーム ★★★☆☆ - 人同士が一体化した集合体というグロテスクな生命体に対抗する(普通の)人類。設定は悪くないけど物語としては見せ場がイマイチ。自分の妻もあっち側だったというオチ。 引き潮 ★★★★☆ - ディストピア的であり、かつ母娘の重い物語。娘は徐々に知能が退化する病を患っている。多くの同じ病気の患者は〈改良〉することで脳を機械に置き換え、人間ロボットとして売却されていた。母親は最後まで - 売却することを拒み、安楽死させることを選ぶ。 「脱ぎ捨てられた男」★★★★★ - ラスバーンは意識をロボットに転送し、不死を手に入れる。しかし、古い生身の肉体も意識も残っており、そちらも自分が本物だと主張をする。生身の元ラスバーンは人質を取り、新しい自分(ロボット)に自殺を求め、人格を取り戻そうとする。最後は狙撃手に狙撃され、人質も道連れにしてしまう。サスペンス的で面白かった。 「ひまわり」★★★★☆ - ナンというナノマシンの利用が普及する中、一部強力なナンは脳へ過度な影響を与える。数年前テロリストがバラまいたナンを吸い込んだアナイスとクレアは数年後に死亡した。 - ややリーダビリティに欠ける、かつ抽象的だが、面白かった。 「スティーヴ・フィーヴァー」★★★★★ - ナノマシンに侵されて思考をコントロールされてしまう病(スティーヴ熱)との戦い。かつて、科学者スティーヴ・ハズラックが自身の病を治癒するために開発したAIナノマシンのスティーヴレットだが、スティーヴ本人は事故死したあと、脱走し、世界に広まり、独自の荒唐無稽の目標のため暴走し、人類の体に住み着き(借体)し、支配している。そんな世界が数十年も続いていた。 - 主人公のリンカーンもなぜだか家を抜け出しアトランタへ行かなければいけない、という考えにとらわれ、それもスティーヴレットの仕業だと指摘されて気がつく。しかしそれを治癒することは難しく、祖母のアイデアで実際にアトランタへ行くことに。 - 物語として完結しきってないというか未解決のままなのが、読んでいてやや不完全燃焼感があったが、それでも設定が面白かった。 「ウェディング・アルバム」★★☆☆☆ - 読みにくくて長かった。オチがちょっとわからなかった。 - 人生の節目に記念撮影をするがごとく、複製人格(シム)を作るという世界。そしてそのシム自身も意識を持っている。 - そのシムが物語の主役として語られる。同時にオリジナルのアンとベンも現れ、その対比が描かれる。オリジナルはシムは削除することができ、削除されると場面が変わる。(シムが第一人称の小説なので) - だが、ある時突然、世界評議会によってシムの削除が禁止され、テストに受かったシムは個人として市民権が認められた。 - アンは鬱病を発症した通り欠陥があり、テストに不合格した。 [有意水準の石」★★★☆☆ - わたしは神で、どうやらここは天国と呼ばれている場所らしい。 - わたしはシミュラクラと呼ばれる過去に生きた誰かのシミュレーションを創っている。 「見せかけの生命」★★★☆☆ - 宇宙の果てにある惑星に人類が作った博物館。 - 映像を撮って送るように、ホログラムを撮って装置から投影できるように。博物館を見学しているわたしはこのホログラムの装置発見し、遠い昔、人類が撮影した男女のホログラムを見つける。

Posted by ブクログ

2020/08/22

コロナの時代だとSFが身にしみるってことで「ポストヒューマンSF傑作選」。好きなタイプは時間SFの方で、どちらかというとこのジャンルは小難しくて苦手なのだけど、読んでみるとどの作品もとても示唆的で、SFは現代社会を解くための優れたフレームワークだってことが良くわかる。後書きに本書...

コロナの時代だとSFが身にしみるってことで「ポストヒューマンSF傑作選」。好きなタイプは時間SFの方で、どちらかというとこのジャンルは小難しくて苦手なのだけど、読んでみるとどの作品もとても示唆的で、SFは現代社会を解くための優れたフレームワークだってことが良くわかる。後書きに本書のテーマが「テクノロジーによって変容した人類の姿、そしてそれにともなって倫理観や価値観、さらには人間性の意味や人間の定義までもが大きく変化した世界の物語」とあるが、実際にいま、世界は大きく変わりつつある。テクノロジーが変えるというより、テクノロジーは変わることを手助けする。例えばVRは去年まで必然性を感じなかったのに、今は突然、必要な技術のように感じる。VR技術が世界を変えるのではなく、世界が変わらざるを得ないときに、VR技術がそれを後押しするのだ。 以下、印象に残った作品。 メアリ・スーン・リー「引き潮」ラストシーンの眩さに泣ける。 デイヴィッド・マルセク「ウェディング・アルバム」意識までは記録にとどめたくないな。 ロバート・J・ソウヤー「脱ぎ捨てられた男」何と無くオチはそうなのかなと思いつつ、ジレンマに共感。 ブライアン・W・オールディス「見せかけの生命」ロマンチックなグロテスクのような。 デイヴィッド・ブリン「有意水準の石」こちらもオチはあ、そうかと思ったけど、設定がかなり魅力的だった。 そのほかの作品。 ジェフリー・A・ランディス「死がふたりをわかつまで」 ロバート・チャールズ・ウィルスン「技術の結晶」 マイクル・G・コーニイ「グリーンのクリーム」 イアン・マクドナルド「キャサリン・ホイール(タルシスの聖女)」 チャールズ・ストロス「ローグ・ファーム」 キャスリン・アン・グーナン「ひまわり」 グレッグ・イーガン「スティーヴ・フィーヴァー」

Posted by ブクログ

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