データの紹介が中心で、それに対する文化的人類学な考察がほとんどなく「あっそうなんだ」で終わってしまう内容です。もう少し「だからこうなんだ！」「いや～それは違うでしょう」っていう感想が出てくる内容にならないと読者を満足させることはできないと思います。 図書館で薦められて読み始めましたが、あまり面白くなくって一向に読み進めることができませんでした。ちょっとがっかりな作品でした。

週刊誌代わりぐらいのつもりで、日向ぼっこしながら１時間ぐらいで読了。 巻頭４ページから９ページのまとめで十分。あとは豆知識として読めば良いだろう。間違ったところは無いので初心者？には役に立つと思う。 日本人 「礼儀を重んじる一方、あまり断言せず、慎み深いのが美徳だと考える。自分の意見をいうより、周囲に合わせるのが基本。」「良くいえば『思慮深い』、悪くいえば『優柔不断』」 韓国人 「自己主張が強く、競争社会ながらも親子兄弟の絆や義理人情にはわりと弱い。」「よくいえば『情にあつい』悪くいえば「おせっかい』」 中国人「対面を重んじ、内と外の区別にはきびしい。」「良くいえば『キッパリ型』悪くいえば『遠慮がない』」 ふだんから、この三つの国の人たちとつきあっている身として、違和感のある内容は無かった。ちょっと中国人に対する見方が表面的なような気もするが、私も韓国人との付き合いが長くないので比較としてそう感じるのかもしれない。 書いてある「違い」は「こんなに違うよ！」というほどのものではないし、それが現実だと思う。「違いはこれぐらい」というタイトルのほうが適当と思うのは私の海外での仕事や生活の経験のせいだろうか。 狭い世界住んでいれば、なにもかもが驚きになってしまうのだろう。