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ゆうわく姉妹 淫悦の出会い 竹書房ラブロマン文庫

響由布子【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 竹書房
発売年月日 2010/08/24
JAN 9784812442999

ゆうわく姉妹

¥550

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2010/08/21

正反対な姉妹と相対する主人公の行方

作者の長編第2作。前作『ゆうわく生活-人妻に恋して』から「ゆうわく」繋がりのタイトルだが、レーベルとしてはシリーズ化するつもりだろうか。売れ行き次第とは思うが、このまま続けてほしいものである。ちなみに前作と本作に繋がりは無く、清楚でお淑やかな妹(26歳の生娘にして主人公の同級生)...

作者の長編第2作。前作『ゆうわく生活-人妻に恋して』から「ゆうわく」繋がりのタイトルだが、レーベルとしてはシリーズ化するつもりだろうか。売れ行き次第とは思うが、このまま続けてほしいものである。ちなみに前作と本作に繋がりは無く、清楚でお淑やかな妹(26歳の生娘にして主人公の同級生)と、奔放で積極的な姉(34歳でクラブのママ)という正反対なキャラ設定に、いわゆるサゲマン・アゲマンの要素を盛り込んだことが本作の特色である。 高嶺の花と言われた妹とようやく恋仲になったのに関係すると訪れる災厄。これを厄払いするように姉との情交が描かれていくのだが、姉が厄払いだけでなく、そのアゲマンご利益によって主人公がべらぼうな幸運に恵まれる場面があっても良かったと思う。あと、妹が何だか真面目なのか堅物なのか、ちょっとばかし自己中な気がしないでもなく、これが結末に必要な素養に繋がってはいるものの少々気になった。まぁ、その分、派手で麗しい姉の積極性と、その裏に隠れた気立ての良さみたいなものが滲み出ていたので、この辺りは好みの違いかもしれない。その情交描写も悪くなく、冒頭から主人公が入院する病院に押し掛け、大部屋にも関わらずカーテンを閉め切ってお口奉仕を繰り出す淫猥さを見せている。ただ、せっかく自宅に招いたのに交わり続けて夜を明かすような爛れた情交が無いのは少し肩透かしかも。あと、第一章の看護師はどう見ても余分。別の話が頭にくっ付いているかの違和感すらある。この部分を姉妹の心情描写に回せば、なかなか捻りが利いていながら駆け足でもあった結末がさらに説得力を増したかもしれない。物語自体は、主人公と姉の双方に、本音と建前をしたたかに使いこなしてのし上がろうとする悪女もいたりして、割と良く出来ているのである。

DSK

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