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盗聴 二・二六事件 文春文庫

中田整一【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2010/02/10
JAN 9784167773434

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商品レビュー

4.1

8件のお客様レビュー

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2024/01/28

 戦前、日本を震撼させた二・二六事件は、陸軍の二つの派閥、すなわち統制派と皇道派の衝突がきっかけに生じたクーデターである。(ちなみに、本書によると、これらの派閥の名称は、戦後日本になって名付けられ、当時は特にそのような区分けはしなかったらしい)この事件では、皇道派が、昭和維新と称...

 戦前、日本を震撼させた二・二六事件は、陸軍の二つの派閥、すなわち統制派と皇道派の衝突がきっかけに生じたクーデターである。(ちなみに、本書によると、これらの派閥の名称は、戦後日本になって名付けられ、当時は特にそのような区分けはしなかったらしい)この事件では、皇道派が、昭和維新と称して行動に出るが、昭和天皇は、最初から反乱軍と見なした。その際、戒厳令によって反乱軍を鎮圧したが、警視庁を含めて反対意見があった。その為、慎重に検討したうえで発動した。さて、この事件は、皇道派が決起する直前、電話でのやり取りが盗聴されており、その中には、北一輝の会話も盗聴されていた。と思われていたが、北一輝は既に憲兵隊が身柄を拘束しており、偽物であることが判明した。では、北と名乗る男は何者であるのか。著者は、これまでの事実を照らし合わせていくと、憲兵隊の誰が、北を装って電話で会話していたのではないかと推測する。このように、これまで事実だと思い込んでいたものが、ある証拠をきっかけに、それらが嘘だと判明し、真相は異なる、このような例が今回起きたのである。

Posted by ブクログ

2023/12/24

通信を傍受するという、いわゆる軍事の影の部分を中心に、二・二六事件を究明する苦労話(あえてこう書いておくが、全般的には冷静な記述がなされていると思う)。軍事における情報(諜報)の重要さは承知しつつも、辱職の悔恨を背負って盗聴した人達に同情を禁じえない。一方で「政治的判断」の不条理...

通信を傍受するという、いわゆる軍事の影の部分を中心に、二・二六事件を究明する苦労話(あえてこう書いておくが、全般的には冷静な記述がなされていると思う)。軍事における情報(諜報)の重要さは承知しつつも、辱職の悔恨を背負って盗聴した人達に同情を禁じえない。一方で「政治的判断」の不条理さは今も昔も変わらないものだと嘆息してしまった。

Posted by ブクログ

2021/04/24

NHKに保管されていた2・26事件の電話盗聴レコードを基に番組制作されたことを切っ掛けに、著者がライフワークとして追いかけた記録である。戦後30数年を経て、関係者が辛うじて存命中に、しかも個人情報が21世紀の現在のように厳しく保護されない時代に取材できたことは幸いだったと思う。足...

NHKに保管されていた2・26事件の電話盗聴レコードを基に番組制作されたことを切っ掛けに、著者がライフワークとして追いかけた記録である。戦後30数年を経て、関係者が辛うじて存命中に、しかも個人情報が21世紀の現在のように厳しく保護されない時代に取材できたことは幸いだったと思う。足で稼いだ取材、極秘情報の開示とは裏腹に、真相を知る人々は次々に鬼籍に入ってしまうというジレンマも辛い。皇道派のクーデターを、統制派は奇貨として軍部が政権を握り、太平洋戦争へと突き進んだ事実は重い。

Posted by ブクログ

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