英語学習にうってつけの本。 特に英検2級以上、TOEIC800点以上を目指す人にオススメ。 中学高校の英語の教科書に載っている文章は、今思えば名文揃いだった。 そして、大学受験で読むエッセイもまた、英語の枠を超えてためになるものが多かった。 本書は語学教材でありながらも、名文を取り揃えており教養も身についてしまうお得感がある。 最新の研究や論文は、そのほとんどが英語で発信される。 そのため質の高い学びに、英語は必要不可欠である。 本書は英語論文を読むのに抵抗がある大学生や、これから英語論文を書かなければいけない大学院生の方にとって大変ためになる一冊である。 ただし、掲載されているトピックスは有名なものも多い（キング牧師の演説やナポレオン・ヒルの成功原則など）。 これは英語への苦手意識を減らそうという著者の粋な計らいなので、物足りない人は中級編も併せて読んでみると良いだろう。

Z会の中澤幸夫さんが執筆するシリーズ。 Z会ではおなじみの長文→単語の構成となっていますが、このシリーズでは背景知識の解説が付いています。 なので、問題文のテーマをヨリ深く理解できるため、密度の高い学習が可能。 単語ページは文ではなくフレーズになっているので覚えやすい親切設計。 アカデミックな単語ばかりを集めていますが、社会情勢を理解したりニュース英語に触れるならもってこいの教材です。 英語学習の基本はしつこく繰り返すこと。良質な文を覚えてしまうぐらい読み込み繰り返しCDを聴いては音読すること。身につけた分だけ英語力となるのです。 本書は大学受験用のリンガメタリカの大人版。バラエティに富んだ話題に触れながら効率よく英単語が学習できます。 個人的に、速読速聴英単語よりも一押しです。