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幻想の島 沖縄
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2009/07/27 |
JAN | 9784532167073 |
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幻想の島 沖縄
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私は、観光地としての沖縄が本当に好きで、その文化や成り立ち、習俗にも強い関心を持っている。 何度行ったか思い出せないほどに。 その上で。 基地が補助金獲得の材料となり、本土の沖縄への「配慮」を推し量るリトマス試験紙となっている現実。 族議員による利益配分政治の終焉、政府の財政難...
私は、観光地としての沖縄が本当に好きで、その文化や成り立ち、習俗にも強い関心を持っている。 何度行ったか思い出せないほどに。 その上で。 基地が補助金獲得の材料となり、本土の沖縄への「配慮」を推し量るリトマス試験紙となっている現実。 族議員による利益配分政治の終焉、政府の財政難とともに本土と沖縄の亀裂が深まる構図。 それを「戦争を始めたい自民と、平和を愛する市民」の対立に置き換える革新勢力と、ある意味それと癒着しながら補助を引き出す保守勢力。 こうしたゴネる政治は、沖縄から「まっとうな努力が報われる」という基本的な活力さえも奪い、学力や一人当たり所得などの都道府県内圧倒的最下位の地位を固定化していく。 米軍基地の75%が沖縄、という表現の本当の意味。 保守政治家も、基地問題が全国に飛び火しないように基地イコール沖縄の思い込みを利用する。 基地が生み出す経済効果に依存しているのは貧しい労働者。こうした容認派の声は、組織化された反対派の声にかき消され報道されない。 美しい海を埋め立てているのは辺野古だけではない。むしろ、沖縄は突出した埋立経済。地元の事業者ほど埋め立てに熱心。その土地は使われることもない。 県民所得の平均は最下位なのに、高額所得者ランキングでは上位。理由は一部の地主の基地からの地代。貧富は基地によって肥大化。 では要するに沖縄市民が悪いのか。いや、やはりそこに基地があるのが悪いのだ。安全保障の観点で見ても、少なくとも海兵隊は不要。基地と補助の絡み合いを断ち切れば、大人の中央地方の関係になれる、と著者は説く。 きっと似たような構図が、震災の復興の現場などでも起きてくる、あるいは起きている。 ささやかな暮らしを守りたい弱者とそれを圧迫する行政、という構図はどこにでも実際絶対にあるが、それをいつでも当てはめて語ることの危険性を本書は痛感させてくれる。 既得権益は権力者だけのものではない。誰のものであれ、なくすべき既得権益はなくす。 その方向に舵を切れるかに日本の運命はかかっている。
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逗子図書館で読む。期待はずれでした。面白くないわけではありません。僕の期待値が高かっただけです。それだけです。
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沖縄の現状が詳しくかか書かれた本です。 補助金付けの経済、馴れ合いの政治、自立心の欠ける県民性などなど。 沖縄の実態を知りたいなら読むべきです。
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