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限りなく透明に近いブルー 講談社文庫

村上龍【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2009/04/14
JAN 9784062763479

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商品レビュー

3.2

306件のお客様レビュー

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2024/05/13

『69』とはまたガラリと毛色の違う作品、『ピアッシング』に近いか。やはり村上龍は幾重にも重なる仮面を持つ作家だ。数作読んだが、未だその作風を掴めずにいる。とりあえず今回は、綿矢りさの解説に感謝。 ドラッグ•セックス•暴力•差別の頽廃生活に慣れきったリュウは、自分が世界を見る目...

『69』とはまたガラリと毛色の違う作品、『ピアッシング』に近いか。やはり村上龍は幾重にも重なる仮面を持つ作家だ。数作読んだが、未だその作風を掴めずにいる。とりあえず今回は、綿矢りさの解説に感謝。 ドラッグ•セックス•暴力•差別の頽廃生活に慣れきったリュウは、自分が世界を見る目が曇りがかっていく事にも無自覚だったのだろう。しかし、歪んだ認知と意識(鳥)から逃れるために刺した自分の体からは、優しい起伏の色が生まれ出た。その『色』がもたらす確信が、リュウに希望を見出させた事は間違い無い。 登場する仲間たちはどれも皆健全とは言えないが、 何故だか素直で繊細な人のように思える。 最後にみたブルーを、リュウが「他の人々に見せたい」と言ったのも印象的だ。 思えば東京に来て、世間の汚い部分を安易な興味と関心で手当たり次第に覗き込んだ。 世間の嫌な部分を見続けると、嫌気がさして全てを諦めたくもなってしまう。こうして曇った認識のレンズは、完全に元に戻す事はできないだろう。それでも、世界が美しいと信じる「希望」と他人への「優しさ」があれば、そのレンズを少しずつクリアに近づけていくことが出来る。

Posted by ブクログ

2024/05/05

最初からずっと苦しくてキモチワルイ。そう思わせる五感に訴える表現力が凄まじい。最後の1ページと巻末の綿谷りさの解説で救われたような気持ちになった。前半はそのための大フリだったのか。

Posted by ブクログ

2024/05/04

読んでいると、sex&drag&violenceでだんだん目の前が黄色くなってきた。 知らない言葉が多く調べたけれど、だいたいお薬の名前でした。 私は当時の世情を知り得ないけれど、戦後の混乱からようやく立ち直ろうとして、それでも上手くいく人ばかりじゃなくて、傷つい...

読んでいると、sex&drag&violenceでだんだん目の前が黄色くなってきた。 知らない言葉が多く調べたけれど、だいたいお薬の名前でした。 私は当時の世情を知り得ないけれど、戦後の混乱からようやく立ち直ろうとして、それでも上手くいく人ばかりじゃなくて、傷ついて、転んで、それでも前を向こうとしてどんどん転落していった人間の哀しみがあるような気がした。だんだん薬をやりすぎて「あちらの世界」に行ってしまう描写は、こちらもふわっと「あちらの世界」に飛んでしまったような錯覚を覚えた。

Posted by ブクログ

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