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鵤工舎の仕事 長泉寺建立記

塩野米松【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2008/12/15
JAN 9784163706108

鵤工舎の仕事

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商品レビュー

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2023/12/24
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いわゆる「職人の仕事」ぶりを読むことができる本。鵤(いかるが)工舎が東北にある長泉寺の本堂建立でどのような仕事をしたのかについて、建物の大枠を建てた鵤工舎だけでなく、瓦職人や建具職人、壁職人、果ては建物の素材となる材木の職人にまで視野を広げ、著者によるインタビュー形式でその仕事の様子、どのような点に配慮したのか、どんな思いで取り組んだのかなどが記されている。 個人的に興味深かったのが、壁の塗り方と建具の作り。このぐらいの建物になると、壁には江戸時代などに本として使われていた、文字の書かれた古紙を貼り付けているようで、そのほうが和紙の水分が抜けていて適しているとのこと。さらにその上に貼っていく紙と糊にも丁寧なこだわりがあり、まさに職人の世界、という感があった。 建具も、障子の合わせや見栄えを考え、ごくわずかな木材の色や風合いの違いを考慮して、正面の庄司として使うもの、脇のほうで使うものをきちんと区別して作っているという記述があり、職人はそこまで拘っているのか、と驚かされた。 他にも、瓦職人のこだわり、鵤工舎の建物のデザインのこだわり、材木職人の木への思い入れなど、見どころはたくさん。これまで、観光でいろいろな寺社仏閣をなんとなく見てきたが、その一つ一つに数多の職人のこだわりと技術の粋が詰まっていたんだな、ということを再認識させられた。

Posted by ブクログ

2021/01/25

素材である木の良しあしや基礎、瓦など各プロフェッショナルへのインタビュー。 表具師や左官、建具などの方の話も聞ける、貴重な経験だった。 建築の構造・各名称を調べながら読み進め、建築について興味をもつことができた。初心者向きではないものの、調べながらであれば何とか読み進めることがで...

素材である木の良しあしや基礎、瓦など各プロフェッショナルへのインタビュー。 表具師や左官、建具などの方の話も聞ける、貴重な経験だった。 建築の構造・各名称を調べながら読み進め、建築について興味をもつことができた。初心者向きではないものの、調べながらであれば何とか読み進めることができ、かつ教養が深まると思う。 特に瓦の章では、高温で焼き上げた瓦は一枚いちまい形が微妙に違い、その組み合わせで遠目から模様を作り出すのは凄い技術だと感じた。今後、寺院に訪れた際は屋根にも注目したい。 また目の錯覚を利用し、屋根や柱に微妙な傾斜をつけ、きちんと真っすぐに見える工夫もしており、建築の奥深さも読み取れた。 また建築の知識がある程度身についたら、是非再読したい。

Posted by ブクログ

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