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世界樹木神話
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 八坂書房 |
発売年月日 | 2008/10/30 |
JAN | 9784896949193 |
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世界樹木神話
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行くべき存在形態を示す樹木とは、 神の代弁者にほかならぬか。 そこで人間が目覚める魂とは宗教というよりも、 内奥に眠る詩的認識や内的な時間の経過に、つまり「個」に属すもの。 宇宙を内蔵した樹木と合一することで悟りを経たブッダ、 その適用が、世界を調和へと向けることは自明である。 ...
行くべき存在形態を示す樹木とは、 神の代弁者にほかならぬか。 そこで人間が目覚める魂とは宗教というよりも、 内奥に眠る詩的認識や内的な時間の経過に、つまり「個」に属すもの。 宇宙を内蔵した樹木と合一することで悟りを経たブッダ、 その適用が、世界を調和へと向けることは自明である。 ●以下引用 私が自己存在に目覚めたのも何本もの大樹の木陰においてである 日本人の祖先もフランスの祖先たちと同じように、樹木を神々とみなしてきた 樹木崇拝は日本の大地と共に誕生したものであり、日本はもの崇拝を保持することができた 過去の宗教を研究すると、ほとんどその宗教においても、神聖であると見なされた樹木に対する、なかでもあがめられた樹木、すなわち宇宙樹に対する崇拝と出会う。その樹は中心の柱となっていたが、それを軸として、自然的かつ超自然的な、形而下的であると同様形而上的な宇宙全体が秩序付けられていた。 そこにおいては樹が、地下の深遠と地表と天界の三つの世界をつなぐ特権的仲介者であり、またなによりも神の現存を明らかに示すものであった。 宇宙樹は、人類が考え出したこの上なく感動的で実り豊かな、同時にきわめて普遍的な神話の一つとして顕れて来る。こうして世界の成り立ちとそこにおいて人間の占めるべき位置を説明することが可能になるのだ 自発的なヴィジョン、内部から生じ世界の意味を明かす一種の啓示、そして究極的には、樹木との一体感なのである。 人類のどの新w奈でも、人ははじめ樹になる果実で生命を維持したといわれる、 大昔から針葉樹などある種の樹から、幹の樹皮に半透明で琥珀色のしずくとなって輝く樹脂がとられていた。 人間は自分たちの存在を樹から授かっていると思い、そこに世界の起源すらみていた リルケによれば「それはまるで、樹の内部から、ほとんど感じ取れないほどかすかな震えが、彼の中を通過したかのようでった…。彼には、これ以上穏やかな運動によって活気づけられたことはかつてなかったと思われた。身体は、まるで魂のように扱われ、身体的機能の通常の明晰さでは実際感じることは出来ないほどかすかな影響も迎え入れられる状態になっていた。その印象に続いて、はじめのうち彼は、これほど微妙でしかもこれほど広がったメッセージをどの方向から受け取っているのか、はっきりと定める事は出来なかった。さらにこの交感が彼に生じさせた状態は他のどんな状態とも異なり、あまりに完全で持続的であり、しかもそれまでに経験した出来事の延長や深化として表すことは不可能だったので」 穏やかな全体的意志 に身を委ねる者には、樹木というこの特権的な仲介者によって、世界はおのずから説明可能になる 瞑想者は、自らの内部そのものに、あらゆる生命の起源と創生を再発見するのだ。樹木を前にした夢想は、力動的な想像力、すなわち活力を与え、同時に安心感を与える想像力を産み出す 聖なる樹の前で瞑想するうちに、もはや人間がそこから切り離されることのない宇宙についての直観的な理解が、存在の奥底から浮かび上がってくる。すなわち人間が宇宙で占めている場所についての、また自分が果たすべき役割についての理解である。 瞑想者は、天と地を結ぶ樹木によって開示された道筋をとって、意識的であれ無意識的であれ、かつて自分が生まれた暗い地下の物質から、自分自身に命を吹き込み、目指すべき純粋なエネルギーへと移動することができる。 精霊たちはシャーマンの頭を作り直し、「自己の内なる文字」をいかにして読み取るかを教える。 シャーマンは本来的に両性具有である宇宙樹から力を授かる 樹の主は彼を呼び戻してこういった この決定的瞬間に、釈迦牟尼は自分の子供時代の出来事を思い出す 彼は宇宙の帝王あるいは、ブッダのどちらかになるこもできた。 苦悩し、うつろいやすい無常な存在である己を捨て、宇宙全体と一つになったブッダは、もはや宇宙樹と切り離せるものではなく、「その樹に胎蔵されていた」。眠っている前世の記憶が目覚めるとされていた。人は樹木を通じてこの世に生まれてきたのであり、自己の期限を再び見出したのも。 長い禁欲の期間の後に、思考の智慧を得るために、自分自身を自分自身に犠牲に捧げる
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