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殿様の通信簿 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2008/09/29 |
JAN | 9784101358710 |
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殿様の通信簿
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商品レビュー
4.1
50件のお客様レビュー
元禄期に書かれた諸大名の内情を幕府の高官がまとめた書物をもとに、戦国末期から元禄期の大名の暮らしぶりやその人となりを取り上げた本です。 磯田さんの歴史愛があふれ、とても楽しいです。 生々しい生活ぶりや辛辣な人物評など本当におもしろくて、大名たちも同じ普通の人間...
元禄期に書かれた諸大名の内情を幕府の高官がまとめた書物をもとに、戦国末期から元禄期の大名の暮らしぶりやその人となりを取り上げた本です。 磯田さんの歴史愛があふれ、とても楽しいです。 生々しい生活ぶりや辛辣な人物評など本当におもしろくて、大名たちも同じ普通の人間で、生身の人間らしく生きていたのだなと身近に感じられました。 「戦国から元禄」という時代を生きた人々をみることで、「変革から安定へという時代のなかに生きた日本人の姿がそこにみえるように思える。」 「殿様の暮らしぶりをみていて思うのは、ひとつには、生活が豊かになり、ぜいたくが可能になってきた段階で、人間はどのようになってゆくのか、ということである。」 歴史は繰り返し、日本人の習性はなかなか変わらないのかな。
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自分が不勉強なのもあるが、マイナーな殿様のマイナーなネタも多いのであるが面白く読めた本。 テレビの歴史番組に出演されていることもある磯田先生の著作。 一般に向けた本であるが、学者として押さえるべきところはしっかり押さえている感じで良い文章だと感じる。 磯田先生の本を読みたい本リス...
自分が不勉強なのもあるが、マイナーな殿様のマイナーなネタも多いのであるが面白く読めた本。 テレビの歴史番組に出演されていることもある磯田先生の著作。 一般に向けた本であるが、学者として押さえるべきところはしっかり押さえている感じで良い文章だと感じる。 磯田先生の本を読みたい本リストに追加した。
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歴史学者磯田道史さんの歴史エッセイ。 元禄期に書かれた「土芥寇讎記 どかいこうしゅうき」という書物があり、これは幕府隠密の秘密諜報をまとめたものという説があるとのこと。これを殿様の通信簿と称して、その中から、選りすぐった7名の殿様の人事評価的な紹介をされています。そして、さすがマ...
歴史学者磯田道史さんの歴史エッセイ。 元禄期に書かれた「土芥寇讎記 どかいこうしゅうき」という書物があり、これは幕府隠密の秘密諜報をまとめたものという説があるとのこと。これを殿様の通信簿と称して、その中から、選りすぐった7名の殿様の人事評価的な紹介をされています。そして、さすがマル秘文書で現存は、1冊のみという貴重品なのです。 この著者は、子供の頃からの歴史通(家系的にも恵まれて)で、高校生の時には、古文書を古文書として読んでらしたというので、歴史通の方にも面白く読めるエッセイかと思います。 浅野内匠頭が女色を好むとか、池田綱政は、子供が70人いたとか、そちら方面の報告は、なかなか厳しかった様ですね。池田藩の側室の様子が書かれており、側室は「長局」という部屋に住まわせていて、部屋が7つ並んでいたそうです。だから定員7名。そこを真面目に一日づつ一週間?これを読んだ時、乙一のzooだったか、7つの部屋に監禁されて順番に殺される話をすぐ思い出してしまった。 譜代大名の悲哀とか、家康のしたたかさとか、 日本史が苦手で、全く面白さを伝えられそうにないので、退散します。 著者あとがきにある、膨大な史料の中から今の日本人の世代的な変移を観察できる、という日本史を若い頃修得しとくべきですね。
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