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英単語バイブル プロが教える単語の核心!

島村青児(著者), 島田浩史(著者), 林一哉(著者), 米山達郎(著者), 大渕央(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ぴいぷる社
発売年月日 1996/03/31
JAN 9784893741073

英単語バイブル

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2020/03/03

 「関西の同志社・関西学院・関西・立命館の4大学、関東では早稲田・慶應・上智・青山・明治・中央・立教・学習院の8大学、いわゆる、関西・関東の難関12私大に的を絞った、今までにだれも書かなかった画期的な内容を持つ単語集」(p.2)ということで、予備校の先生たちが集まって書いた本。前...

 「関西の同志社・関西学院・関西・立命館の4大学、関東では早稲田・慶應・上智・青山・明治・中央・立教・学習院の8大学、いわゆる、関西・関東の難関12私大に的を絞った、今までにだれも書かなかった画期的な内容を持つ単語集」(p.2)ということで、予備校の先生たちが集まって書いた本。前半は機能語と多義語の解説、後半は語法。  今から20年前の本なので、特にリーディングが圧倒的に重視されるこの時代となっては使えるものなのかは疑問。例えば「文法・語法問題を出題するようになった同志社大学でも、20%が語法問題で占められていますし、また、語法問題を数多く出題することで有名な早稲田大学・慶應大学・関西学院大学でも、語法問題の出題は減少することはないでしょう。この傾向は、今後ますます強くなっていくと考えられます。」(p.169)とあるが、少なくとも2019年の同志社の問題を見た限り、どの学部も圧倒的にリーディングで、純粋な語法の問題を見つけるのが難しい。語法というより、単純に単語の意味を確認する問題が多く、多義語とかそういう感じでもないと思う。センターでもついに語法に限定した問題はなくなってしまう訳だし、世間的にはむしろ英作文で語法を正しく使う力の方が重視される時代で、その中で私大でさらに語法問題が増加する、という事態にはならないんじゃないか、というのが2020年の時点での印象。また20年くらい経てば、またコペルニクス的転回が起きて語法重視とかになるのかもしれないけど。  「なぜこのような単語集が、今までになかったのでしょうか?その答は簡単です。とんでもなく時間と手間がかかるからです。」(p.3)とあるが、全く手間がかかってなさそうに見えてしまうのはおれだけだろうか。この本には数多く「類似表現」とかいって単語を列挙している部分が多い。例えば「『眺め・風景』の類似表現 scene / scenery / landscape / sight / outlook / vista」(p.84)とか、「『出席する・欠席する』の類似表現 『出席する』attend ~ / present oneself at ~ / turn out for ~ / be present at ~」(p.92)とか、あるいは「be content [contented] with ~ = be satifsified with ~『~に満足した』」(p.140)とか、とにかくリスティングでまとめた系が多く、むしろそれがこの本の特徴となっているのだろうが、確かに単語を紹介・提示するというだけの機能は果たしているかもかもしれないが、これらの語はだいぶ使われ方も意味も違っていて、もはや些細な違いとまで呼べないようなものまでもいっしょくたにするのは乱暴で、おおよそ「バイブル」には値しないと思う。これを見た受験生はひたすら丸暗記するしかないのか、という、さらに英語嫌いを増やしておしまい、ということになると思う。揚げ足を取る感じになるが、例えばin turnは読解ではわりと「その結果、今度は」のような意味で出てくる方が多いと思うが、p.134に「(2人で)交代に・(3人以上で)順番に」と書いてあっておしまいなのも気に入らない。特に、語法のところに書いてある、p.182やp.190に書いてあるような「ベン図」は、もはや作った人の自己満足でしかなく、これを見たらおれは途方に暮れる。  ただし、毎回言うけど、前半の「多義語」の部分は英語好きな人は自分の知識の穴を埋めていくのは楽しいと思っているので、何か知らない意味や使い方がないのかを探すのは好きだしわくわくする、というのは分かる。おれはそんな感じで前半は読めた。その点、後半の語法はオーソドックスな感じで、ネクステとかと変わらない気がする。  という訳で、高1か高2でマニアックに緻密にやりたい英語好きの人にはおすすめ。(20/03/03)

Posted by ブクログ

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