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西南戦争 遠い崖-アーネスト・サトウ日記抄 13 朝日文庫

萩原延壽【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2008/04/30
JAN 9784022615558

西南戦争

¥330

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2011/04/30

・サトウは長い賜暇から東京へ戻る前に鹿児島に向かう。そこに西郷がサトウを訪れるが、多くの護衛が付き添い、西郷を決して自由にしなかった。 サトウは、西郷が西南戦争の首謀者ではなく、周囲に身を任さざるを得ない状況を察した。西郷贔屓のサトウは、不思議と西南戦争に関して日記等で記録をして...

・サトウは長い賜暇から東京へ戻る前に鹿児島に向かう。そこに西郷がサトウを訪れるが、多くの護衛が付き添い、西郷を決して自由にしなかった。 サトウは、西郷が西南戦争の首謀者ではなく、周囲に身を任さざるを得ない状況を察した。西郷贔屓のサトウは、不思議と西南戦争に関して日記等で記録をしていない。 ・サトウの大久保利通暗殺の際のコメント。「たしかに大久保は自分の目的に役立つような場合をのぞくと、外国人の助言を求めたり、外国人との友情をふかめたりするつもりはなかった」・・・西郷はそうではなかったと。 ・ウイルスの帰国及び二度目の来日については、彼や周囲の手紙から彼の心の内を赤裸々に触れている。改めて著者の膨大な文献の分析力に脱帽。 ・サトウの明治10年代の日本での活動は、政治的な活動よりも、国学の研究、地方紀行等、文化人的活動が主になっている。 当時、来日していたイザベラ・バードが日本の歴史、宗教等を教養のある日本人に質問すると、「あなたはサトウ氏にきいてみるべきです。かならず教えてくれますよ」と、はぐらかされることがよくあった。サトウの日本通としての名声はゆるぎないものになっていた。

Posted by ブクログ

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