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夢の丘 創元推理文庫

アーサー・マッケン(著者), 平井呈一(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 1984/09/01
JAN 9784488510022

夢の丘

¥825

商品レビュー

3.4

5件のお客様レビュー

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2022/06/05

元々、朝松健の作品を読み、朝松さんに興味を持ち、アーサー・マッケンを知ったので、恐怖・SF・ファンタジーの作家と思っていたので、この小説に関しては思っていたのとは、大分違っていた。 エンターテイメントしての小説から所謂、文学と呼ばれる小説の違いは明確で有る。 この小説は、今の僕の...

元々、朝松健の作品を読み、朝松さんに興味を持ち、アーサー・マッケンを知ったので、恐怖・SF・ファンタジーの作家と思っていたので、この小説に関しては思っていたのとは、大分違っていた。 エンターテイメントしての小説から所謂、文学と呼ばれる小説の違いは明確で有る。 この小説は、今の僕の読みたい小説では無かった。 きっと、十代の時に出会っていたら衝撃的な作品だったと思う。それ程に、悲しく辛い作品だった。

Posted by ブクログ

2022/03/13

幻想文学というのを初めて読んだかもしれない。 段々と会話部分がなくなってきて、文字ビッシリになってきて読むのがだいぶ遅くなった…。 後半も終盤に差し掛かるとコレってこうなるんだよねって予想しながら読んでいると、最後にスッとやっぱり!て感じで終わった。

Posted by ブクログ

2021/12/27

文学を志した一人の青年が、ケルトの妖精を幻視した田舎での前半生を描くところから、魔女とサバトが繰り広げられるロンドンへと場面を移した後半。青年の幻視と現実と回想の描写が入り交じり、ただのキリスト教的教養小説とは違う、土着の香りがする見事な幻想小説でした。 シチュエーションが似て...

文学を志した一人の青年が、ケルトの妖精を幻視した田舎での前半生を描くところから、魔女とサバトが繰り広げられるロンドンへと場面を移した後半。青年の幻視と現実と回想の描写が入り交じり、ただのキリスト教的教養小説とは違う、土着の香りがする見事な幻想小説でした。 シチュエーションが似てるとか設定が似てるとかそういう表面的な事ではなく、読んでる最中ずっと、この作品の通底する思想部分に佐藤春夫の「田園の憂鬱」が感じられて、いろいろ思い返していたんですが上手く「何が共通すると感じられるのか」が言語化できない…。

Posted by ブクログ

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