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アテネのタイモン 白水Uブックス32シェイクスピア全集

ウィリアム・シェイクスピア(著者), 小田島雄志(著者)

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定価 ¥990

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 1983/10/01
JAN 9784560070321

アテネのタイモン

¥660

商品レビュー

3.2

7件のお客様レビュー

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2022/04/30

リア王のような主人公を創作したかったけど、タイモンにはリア王には備わっていた威厳が欠けていて馬鹿すぎるので放棄したのかな? シェイクスピアの研究者の中にも、アテネのタイモンをリア王の最初のスケッチだとか、死産した双生児だとか読んだ人たちもいたみたい。 時代的な背景もあって、シェ...

リア王のような主人公を創作したかったけど、タイモンにはリア王には備わっていた威厳が欠けていて馬鹿すぎるので放棄したのかな? シェイクスピアの研究者の中にも、アテネのタイモンをリア王の最初のスケッチだとか、死産した双生児だとか読んだ人たちもいたみたい。 時代的な背景もあって、シェイクスピアの戯曲は基本的に女性を見下しているけれど、アテネのタイモンは一際ひどい。 何もかも失って、友達すらじつはいなかったことに気づいて、現実を見据えて現状を改善する能力は彼にはないので、とにかく女性に八つ当たりをしていたのか?とにかく馬鹿な男だ。

Posted by ブクログ

2021/09/10

タイモンは両極端な人物である一方、現実を直視せず自分の世界に逃避する姿勢は物語全体を通して変化しない。前半は人々に大盤振る舞いをする慈善家のように見えるが、執事の財政報告に耳を貸さず、また施しをする相手を見極めようともしないのは一種の傲慢というか、心が世界に対して閉ざされているの...

タイモンは両極端な人物である一方、現実を直視せず自分の世界に逃避する姿勢は物語全体を通して変化しない。前半は人々に大盤振る舞いをする慈善家のように見えるが、執事の財政報告に耳を貸さず、また施しをする相手を見極めようともしないのは一種の傲慢というか、心が世界に対して閉ざされているのではないか。後半では「中庸を知らない」と言われるが、彼には現実を直視する目も欠けていると思う。 現代版でSNSいいね中毒みたいなアレンジをしたら面白いかも。

Posted by ブクログ

2019/12/04

書店で見かけて衝動買い。シェークスピアによる「お金」をめぐる悲劇と言ったら良いか?他の有名作品と比べると、かなりアラの目立つ内容で何とも評価し難いところがある。やはり色々と研究者の間でも議論のある作品のようで、巻末の解説の内容も興味深いものだった。

Posted by ブクログ

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