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カレル・チャペック短編集

カレルチャペック【著】, 田才益夫【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社
発売年月日 2007/12/20
JAN 9784791763764

カレル・チャペック短編集

¥220

商品レビュー

3.6

9件のお客様レビュー

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2024/05/13

抑圧に対する反発、主役の反転、チャペック作品を読むたび感じる。短いストーリーのなかで、自分の立ち位置や視点を急転換させられる。その妙が面白い。長編小説や戯曲を読んでからの方が馴染めるかな、と思ったので星2つ。

Posted by ブクログ

2018/11/18

やさぐれた時に読むといい、というふれこみで読んでみた一冊。 過去のちょっと痛い思い出に関する語りを読みながら、ああ、人間ってそういうことあるよね、だから大丈夫だよ、と感じるのがこの本の正しい読後感なんだろう。と、少し投げやりになっているのは、ワタシの今のやさぐれ方とこの本は残念な...

やさぐれた時に読むといい、というふれこみで読んでみた一冊。 過去のちょっと痛い思い出に関する語りを読みながら、ああ、人間ってそういうことあるよね、だから大丈夫だよ、と感じるのがこの本の正しい読後感なんだろう。と、少し投げやりになっているのは、ワタシの今のやさぐれ方とこの本は残念ながらうまい具合にマッチしなかったから。この本に合うやさぐれ方をした時に再読しよう。

Posted by ブクログ

2016/04/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

カレル・チャペック作品、初体験! チェコ文学って…あんまりピンと来る作家いないよね…有名どころって、カフカくらいじゃないです??← チェコ文学を語れる素養はございませんので(悲)、早速本編感想を手短に。 頭の二、三編を読んだ時点で、邦訳が若干とっ散らかってる感がハンパなかったので(失礼)、これは途中で放棄するパターン来るかしらと思っていたら、気付けば訳者後書きまで来ていた不思議。 「五切れのパン」、「プロメテウスの刑罰」で最後にヌケヌケと語られる人間の自分本位な身勝手さなんて、意地が悪いのに何故か読み応えは爽快(笑)だし、 「二度のキスのあいだに」、「眩暈」で描かれる人間の情愛の不可解さは、恋愛ってむずかしーねーと常日頃から頭抱えてる女にはグサグサ刺さるんでありました(笑)。 人間の業。 歴史が語る皮肉。 ヒトの可笑しみと哀しみを優しい眼差しで見つめる、カレル・チャペックの短編集です。

Posted by ブクログ

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