- 中古
- 書籍
- 文庫
恥辱 ハヤカワepi文庫
定価 ¥990
¥440 定価より550円(55%)おトク
獲得ポイント4P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房/早川書房 |
発売年月日 | 2007/07/15 |
JAN | 9784151200427 |
- 書籍
- 文庫
恥辱
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
恥辱
¥440
在庫なし
商品レビュー
4
68件のお客様レビュー
1章からのデヴィッドと大学との話はわかりやすく読めたが、その後、南アフリカのポストアパルトヘイト、セクシュアリティの意識、詩の引用からの警句、動物愛護の提起などいろんな要素があり、ハイコンテクストな印象だった。「格率」に固執するデヴィッドの生き方はなんだかおかしくも感じられた。「...
1章からのデヴィッドと大学との話はわかりやすく読めたが、その後、南アフリカのポストアパルトヘイト、セクシュアリティの意識、詩の引用からの警句、動物愛護の提起などいろんな要素があり、ハイコンテクストな印象だった。「格率」に固執するデヴィッドの生き方はなんだかおかしくも感じられた。「犬のように」とは?
Posted by
最初はしょうもないオッサンやなーって感じだったんだけどね。まぁ最後までそれは変わらなかったわけですよ。 しかし平たく言えばいい年こいても性欲が収まらないオッサンが若い子に手を出すといういやしかし普通に今でもあるけどそれが文学的な表現でここまで生まれ変わるのかと思えば待ちでパパ活に...
最初はしょうもないオッサンやなーって感じだったんだけどね。まぁ最後までそれは変わらなかったわけですよ。 しかし平たく言えばいい年こいても性欲が収まらないオッサンが若い子に手を出すといういやしかし普通に今でもあるけどそれが文学的な表現でここまで生まれ変わるのかと思えば待ちでパパ活に励む世のおっさんどもも大手を振って歩けるというものではないか。 フラレた若い子の出ている劇を見に行ってまた振り返ってくれないかなーとか妄想しているところとか最高だけどしかしこんなんで賞を取っちゃうとか審査員もオッサンしかいねーじゃねーかとかこれはこれでどうしようもなく、、イイネ!
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
背景はアパルトヘイトが終わった頃の南アフリカでの個性的な白人男性の転落話なんだけれど、私は女。女目線から読むと学生に手を出す准教授も白人を凌辱する男も最低……。この最低な男が語る体験と生活。そこに登場する全く理解できない娘の価値観。だからと言ってこれは嫌な話だ! となるわけではなく、読み終わるとグルグルと登場人物それぞれの人生や考え方・背景を想像し回想し行動理論を考えちゃう。この余韻を文学と呼ぶのであればすごい作品。全く想像すらできない生活エリアでの話なのにリアリティが迫ってくるのもすごい。読んでみて、価値観はきわめて個人的なもので共有できないが、慮ることはできる。しかしできたところで虚しい。だけどそこに小さな希望があるんだよってことかな。文学を突き詰めるのってやりたいからこそ辛そう……。物語の世界観をただ感じるだけで十分楽しいしね。
Posted by