「研修を受けるだけでは成長できない」悩みを解決。営業マンも使える、従業員の成長管理にも最適な実践ハンドブック。（Amazon.co.jpより） 今、店舗接客のブラッシュアップを図ろうと研修資料を作成中。参考になればと思い、図書館で借りてみました。本著の特徴は、書込み式になっており、実践の徹底と検証の繰り返しをさせてくれるところ。序章でも述べられていたが、研修をするだけでは全く意味が無く、練習することで揺ぎ無い接客スタイルを作っていく必要性を痛感する。 こういった接客本は、販売員向けが多いので、セラピスト向けの内容とは若干違ってくるのですが、本著はとても良かった。アプローチ編・プレゼン編・クロージング編とストーリー順に練習ができ、声・目線・動きなどをコントロールするノウハウも教えてくれる。中でも強く共感を感じたのが、「モチベーションをコントロールする」部分。セラピストの場合は特に、奉仕精神を忘れると自己満足や自分よがりの接客・施術になりかねない。本著に示された「利他主義」を取り入れることで、「自分は正しいことをしているんだ！」という確信の原動力を得ることができ、驚くほど成長スピードも上がる。自らチャンスの芽を摘み取ってしまうスタッフにならないためにも、ここのモチベーションは全スタッフで共有するべきだなと思い知る。 必要最低限のコアな部分のみをテーマにしていたので、ぜい肉を削ぎ落としたムダのない内容。研修資料の材料としては、とても参考になりました。自分の中で咀嚼して、しっかり作り込んでいこうと思います♪