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核爆発災害 そのとき何が起こるのか 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社/中央公論新社 |
発売年月日 | 2007/04/25 |
JAN | 9784121018953 |
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核爆発災害
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核爆発災害
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商品レビュー
4.2
9件のお客様レビュー
究極の兵器として、一度使われれば生き残る術などないようにイメージされる核兵器だが、そのハザードを科学的に見ていくと、防護の道がみえてくる。 そして、防護措置をとるための、情報収集、国民保護情報の重要性。
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第二次世界大戦末期、広島に投下された核爆弾が爆発した直下でも、生き延びられた人がいた。また、ビキニ環礁での実験でも島民たちは放射線を被曝したが生存している。不幸にも核爆発の影響下にいた場合、生死を分けるものは何なのだろうか。本書は、過去の核爆発事例を検証し、現在判明しているかぎり...
第二次世界大戦末期、広島に投下された核爆弾が爆発した直下でも、生き延びられた人がいた。また、ビキニ環礁での実験でも島民たちは放射線を被曝したが生存している。不幸にも核爆発の影響下にいた場合、生死を分けるものは何なのだろうか。本書は、過去の核爆発事例を検証し、現在判明しているかぎりでの最新兵器による被害と生存可能性とを推測する試みである。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2007刊。著者は札幌医科大学教授。 主に核兵器爆発による被害予測を、過去の例、例えば、ヒロシマ、米によるビキニ核兵器実験、旧ソ連(カザフスタン)クルチャトフ市核実験場などの調査結果から行っていく。 核兵器の被害の中核とは、近接地域での放射線・熱線、そして何よりも衝撃波の影響の大きさである。かような観点は、大分前のNHKスぺで語られていた記憶もあり、個人的に取り立てて新味はなかった。 ただ、本書記述で問題に感じるのは内部被爆の点だ。著者は、この点について、自らを実験台にして結果を開陳しようとする。この蛮勇は否定しないが、これを科学的根拠とするには躊躇を覚える(誰かがカイワレを食す姿を見せるレベルとさして代わりがない)。 勿論、著者自身も内部被爆の問題を軽視しているわけではなさそうであるが、余り不明なものについて、軽々に安心させるような誤導・断定は慎む必要があろう。 また、これ以外にも、そういう断定的物言いをする箇所がないではない。 むしろ、著者など専門家に求められるのは、今後、どのような実験や検証過程、研究方法によれば内部被爆問題にアプローチできるか、これを新規に検討し、その方法論を発見することではないだろうか。 あと、些か門外漢の原発問題に言及するのはどうなのか?(チェルノブイリに若干)。 この問題は、フクシマで見られたように、①事故が人為的か否かを問わず、事故後の処理解決に、極めて困難な作業が、極めて長期間に亘る点(高濃度放射性瓦礫などの除去が困難なため)。また、原発一般論として②廃炉過程の長期化と実現への経済的負担が巨大な点、③一万年スパンで考えなければならない、超長期間の半減期を持つ高濃度放射性廃棄物の処理の不可能さと非現実性にある。 ②③だけで見ても、放射線の人体その他への影響如何を問題にすることとは次元が異なり、著者の専門外なのではという疑義が拭い去れない。
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