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人間の学としての倫理学 岩波文庫

和辻哲郎【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/岩波書店
発売年月日 2007/06/15
JAN 9784003811047

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人間の学としての倫理学

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商品レビュー

4.1

10件のお客様レビュー

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2022/05/07

「間柄」において存在し、機会開発されていくのが「人間」。その「間柄」は状態ではなく、進化発展していくものとして見ていきたいし、そうすることで関わり方も変わってくる。「学」として見ることを否定しないが、「学」で終わるのではなく、この和辻が深化した倫理というものを行動する者として語っ...

「間柄」において存在し、機会開発されていくのが「人間」。その「間柄」は状態ではなく、進化発展していくものとして見ていきたいし、そうすることで関わり方も変わってくる。「学」として見ることを否定しないが、「学」で終わるのではなく、この和辻が深化した倫理というものを行動する者として語っていきたい。

Posted by ブクログ

2015/03/23

東西の思想史で用いられた概念(表現)の分析に取り組みながら、それらから学ぶべきところとそれらの至らぬところを指摘しつつ、「間柄」としての人間存在のあり方から倫理を導き出そうとしている。とりあげられる思想は、儒学・仏教にはじまり、カント・ヘーゲル・フッサール・ハイデガーなど思想史全...

東西の思想史で用いられた概念(表現)の分析に取り組みながら、それらから学ぶべきところとそれらの至らぬところを指摘しつつ、「間柄」としての人間存在のあり方から倫理を導き出そうとしている。とりあげられる思想は、儒学・仏教にはじまり、カント・ヘーゲル・フッサール・ハイデガーなど思想史全体に及ぶ。それらの記述の中には、ヘーゲルやハイデガーを理解するための助けになるような指摘も多く、思想史学習のテキストとしても使えそうである。

Posted by ブクログ

2013/12/27

和辻哲郎倫理学の序説的な内容の本。 和辻のいう「倫理学」は、私たちが普通に使っている西欧由来の概念と全然ちがう。「倫」の字は「仲間」を意味し、倫理学において重視されるのは人間共同態のありようであり、単に個人主義的な道徳意識はとりあえず払拭される。 つまりカントの「わが内なる道徳律...

和辻哲郎倫理学の序説的な内容の本。 和辻のいう「倫理学」は、私たちが普通に使っている西欧由来の概念と全然ちがう。「倫」の字は「仲間」を意味し、倫理学において重視されるのは人間共同態のありようであり、単に個人主義的な道徳意識はとりあえず払拭される。 つまりカントの「わが内なる道徳律!」という感嘆とはまったく関係のない「倫理学」なのである。 さらに、この本によると「人間」という語が「ヒト」を指すというのは誤用であって、もともとは「世間」を意味するのだという。こうなってくると「人間の学としての倫理学」という書名は、まったく新たな意味をもって再浮上してくる。 このような考え方はいかにも日本的というか、東洋的だと思う。第一次大戦後の日本社会には、思想においても、こうした日本の独自性の意識が高まっていたのだろう。 私が大いに触発された木村敏氏も和辻倫理学に影響されていたのだろうか。どこかで言及されていたかもしれないが、よく覚えていない。 個人ではなく<あいだ>、<共同態>が着目される点、近代西洋の思考の枠組みの虚を突いて面白いが、よくよく考えてみると、和辻のいう<共同態>は、一歩間違えれば国家優先、国粋主義、全体主義へとなだれ込んでしまう危うさもありはしないか。 そのへんは、この本だけではよくわからない。いよいよ和辻の主著『倫理学』(文庫で全4冊)にとりかからないといけない。

Posted by ブクログ

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