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心にナイフをしのばせて
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商品詳細
内容紹介 | 1969年春、横浜の高校で、入学して間もない男子生徒が同級生に首を切り落とされ、殺害された。「28年前の酒鬼薔薇事件」である。10年に及ぶ取材の結果、著者は驚くべき事実を発掘する。殺された少年の母は、事件から1年半をほとんど布団の中で過ごし、さながら廃人のように生きていた。そして犯人はいま、大きな事務所を経営する弁護士として社会復帰していたのである。これまでの少年犯罪ルポに一線を画する、新大宅賞作家の衝撃ノンフィクション。 |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/文藝春秋 |
発売年月日 | 2006/08/26 |
JAN | 9784163683607 |
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商品レビュー
3.5
99件のお客様レビュー
神戸連続児童殺傷事件が起こる28年前にも横浜の高校で似たような事件が起こっていた。被害者家族の傷は永遠に癒される事がなく苦しみ続けている。それに比べ加害者は人権擁護という名目で守られる。横浜の事件の加害者も、国家の無償の教育を受け、自分が犯した罪を反省することなく、大きな事務所を...
神戸連続児童殺傷事件が起こる28年前にも横浜の高校で似たような事件が起こっていた。被害者家族の傷は永遠に癒される事がなく苦しみ続けている。それに比べ加害者は人権擁護という名目で守られる。横浜の事件の加害者も、国家の無償の教育を受け、自分が犯した罪を反省することなく、大きな事務所を経営する弁護士になっていた。もっと被害者遺族の人権に配慮し、ケアしていく体制が整うことを望みます。
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文が読みにくくて最初の50ページくらいでやめてしまった。少年Aがどんな人物だったのか自筆の本には書いてなかったのでそこが知れたのはまぁ良かったと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
かつての殺人を犯した少年が成人して弁護士となっていた 、そんなことあるのか、と思い読んだ。 ここ数年、少年犯罪を扱う小説を読むことが増え、少年法とは、誰のための法律なのか、この考え方に破綻はないのか、わからなくなる。 加害者の親に寄り添っている文章は、とても親近感を覚える。私も同じことを考える。そして何も知らされないまま、物事は動き、被害者の親なのに蚊帳の外に置かれる。 弁護士になった元少年Aが電話で話す内容は、とても信じられない。大切なところのように感じたが、あまりきっちり書かれていないと思った。そこが一番の不満点。 この本の読了直後に東野圭吾、さまよう刃を読んだ。 この被害者の父親の気持ちがとてもよく伝わる。もちろん、東野圭吾はノンフィクションであり、こちらはジャーナリストが書いた作品という違いはある。 でも、この作品、心にナイフをしのばせて、は最後に自分の中でどう処理していいのかわからない、未消化があったが、東野圭吾の方は完璧とは言えないが(それは筆力ではなく、少年法のことがあり、落としどころが難しいのかと思う)もう少し納得がいく。 親の気持ちになったら、このような事件のあと、生きていくことはできない。
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