くまのがっこうシリーズ1作目。 主人公はくまの女の子・ジャッキー。 シリーズを通して「なんでもないけれどあったかい1日」を描いているとのこと。 絵本ごとに違うテーマのジャッキーたちの1日が描かれている。 こちらの絵本では、授業や給食や掃除などといった‘くまのがっこう’での1日が描かれている。 4作目『おせんたく』までは、絵本の最後でジャッキーとおにいちゃんたちがベッドで一緒に寝る、というのが基本的な流れ。 子どもが好きな絵本というより、大人女子のママさんが好きそうな絵本という感じのシリーズ。 【ママ評価】★★★ くまのがっこう好きの母。 くま全般が好き。 くまのがっこうの絵が好きで全作品購入してしまったファンの域。 こちらの『くまのがっこう』は素朴で温かみのある雰囲気。 小物がたくさん描かれているのが可愛い。 ペンのような細い線で細部まで細かく描かれているのも絵本らしい感じがする。 1ページ1ページ、ジャッキーとおにいちゃんたちが描かれていて、小さな子が皆で同じことをしている微笑ましさを感じる。 シリーズの中では文が長くなくて読みやすい。 リズミカルな文を心がけているのか、文が詩のよう。 くまのがっこうシリーズを勝手に分類すると、初期・中期・後期で絵が変わっていく。 [初期] 1作目『くまのがっこう』〜6作目『うんどうかい』 絵本らしい暖かみが感じられるような素朴な雰囲気。 ジャッキーが丸みのあるぬいぐるみのように描かれている。 [中期] 7作目『いもうと』〜12作目『クリスマス』 透明感があって色合いが美しい。 ジャッキーのキャラクター感が強くなり、顔の輪郭が少しカクカクしてくる。 多分、人気の全盛期。 [後期] 13作目『しんゆう』〜15作目『しあわせ』 色が濃く全体的にこってりしていて、ピンクや緑などの色が似通ってくる。 ジャッキーが微笑むようになり、顔が三角のおにぎり型になって耳も大きくなってキャラクター感が一層強まる。 作者の好みの変化が絵本にありありと現れるのがわかる。 【息子評価】★★★ 母によって、くまのがっこうが好きの息子。 この『くまのがっこう 』は、くまのがっこうシリーズの中では全然読まない作品。 読んでも反応が薄い。 「じゃっきー？」とジャッキーには少し反応するけど、中盤の授業やら給食やらのあたりはジッと聞いているだけ。 「あ〜ん」とジャッキーが泣く場面はわかるらしく、一緒に「あ〜ん」と言えていた。 そんなに読んでないのに言えるあたり、ジャッキーの顔や文字の大きさでジャッキーが泣く場面を覚えている気がする。 おにいちゃんたちと一緒のジャッキーではなく、ジャッキー単体で動いて喋っている場面の方が食いつきが良い気がする。 2歳3ヶ月

1歳5ヶ月　 この頃少し集中力もついてきたので、出産時にもらっていたこの絵本をようやく読んでみた。読み聞かせというよりは、娘が遊んでいる隣で、親の私が音読する形ではあったけど、割と静かにお話を聞けるようになっていて我が子の成長を感じた。 こまかく沢山の物が描き込まれているので、ストーリーをそのまま読むだけでなくとも会話が広がる。 娘はジャッキーの大きなお顔のページで必ずウケます。