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サンカと三角寛 消えた漂泊民をめぐる謎 平凡社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社/ |
発売年月日 | 2005/10/11 |
JAN | 9784582852943 |
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サンカと三角寛
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サンカと三角寛
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商品レビュー
3.4
7件のお客様レビュー
この著者の本は高いも…
この著者の本は高いものが多いので、新書版は嬉しいです。漂泊民・サンカとサンカを題材にした作家について。
文庫OFF
実証的な民俗学の手法を大きく超え出て、自由な思索と想像力を駆使して漂流民「サンカ」をえがいた三角寛を紹介した本です。 また、三角寛が「説教強盗」を追い詰めた事件や、「ひとのみち教団」へのかかわりについても、立ち入った考察が展開されます。著者は、三角が「野放図な想像力」によって「...
実証的な民俗学の手法を大きく超え出て、自由な思索と想像力を駆使して漂流民「サンカ」をえがいた三角寛を紹介した本です。 また、三角寛が「説教強盗」を追い詰めた事件や、「ひとのみち教団」へのかかわりについても、立ち入った考察が展開されます。著者は、三角が「野放図な想像力」によって「ひとのみち」の教義とサンカとのあいだの共通性・類似性をつくりあげたという一面的な見かたをしりぞけ、三角がサンカとのかかわりを通して、「ひとのみち」の教義や組織論をサンカ社会に浸透させていったのではないかという見かたを提示しています。 こうした著者の視点は、「福田蘭童剽窃事件」についての見解にも一貫しています。この事件は、三角が創造しサンカ社会に輸入されることになったサンカ用語を、福田が勝手に用いたことに対して、サンカ用語の独占的使用権を主張したものですが、著者の関心は、三角の「虚構」を批判するよりも、そうした三角とサンカの関係の実態を明らかにすることに向けられているように思います。
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まず「サンカ」という存在がいたということ、 そして「漂泊民」という言葉があったこと、 この両方を知ったことだけでも、世界が広がった。 民俗学という分野は全然わからず、まだまだ興味のフロンティアは広がります。
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