1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 新書

物理学の世紀 アインシュタインの夢は報われるか 集英社新書

佐藤文隆(著者)

追加する に追加する

定価 ¥726

¥220 定価より506円(69%)おトク

獲得ポイント2P

在庫わずか ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

5/28(火)~6/2(日)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社/
発売年月日 1999/12/06
JAN 9784087200058

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

5/28(火)~6/2(日)

物理学の世紀

¥220

在庫わずか
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3.5

3件のお客様レビュー

レビューを投稿

2020/11/20

19世紀末から20世紀にかけての物理学の展開を、アインシュタインの相対性理論の提唱と量子力学の成立・転回を基軸に概観している本です。 日本を代表する宇宙物理学者である著者が、20世紀の物理学の展開を内在的な立場から記述している本として、興味深い内容を含んでいるように感じました。...

19世紀末から20世紀にかけての物理学の展開を、アインシュタインの相対性理論の提唱と量子力学の成立・転回を基軸に概観している本です。 日本を代表する宇宙物理学者である著者が、20世紀の物理学の展開を内在的な立場から記述している本として、興味深い内容を含んでいるように感じました。他方で著者は、『科学と幸福』(岩波現代文庫)などの著作も刊行しており、本書でも1993年に高エネルギー加速器SSCの建設が中止されるという「物理学帝国の黄昏」を象徴するような出来事に触れ、物理学の研究に対する社会のまなざしについての議論も含まれています。 とはいえ、著者はこうした問いかけが物理学に対してなされていることに留意しつつも、時間と空間についての目の覚めるような「ものの見方」がもたらされることを説くにとどまっており、外在的なアプローチにまで踏み込んで議論をおこなっているわけではありません。そうした問題についての解説としては、たとえば吉岡斉『科学革命の政治学―科学から見た現代史』(中公新書)などが恰好の手引きになるのではないかと思います。

Posted by ブクログ

2015/11/12

20世紀は物理学の時代と言われた。とくに、20世紀前半は「物理帝国主義」などと言い、すべての科学は「物理学のものの見方」を見習うようにとまで言われていた。また、アインシュタインの相対性理論やボーア、ハイゼンベルグらの量子力学は思想界全般にも非常に大きな影響を与えている。原爆もコン...

20世紀は物理学の時代と言われた。とくに、20世紀前半は「物理帝国主義」などと言い、すべての科学は「物理学のものの見方」を見習うようにとまで言われていた。また、アインシュタインの相対性理論やボーア、ハイゼンベルグらの量子力学は思想界全般にも非常に大きな影響を与えている。原爆もコンピュータもここから生まれる。20世紀後半の科学技術の進展は量子力学の発見なしにはあり得なかった。しかし、今は「物理学の時代」は終わったと言われる。21世紀は「生物学の時代」である。とくに脳の研究がさらに進められることであろう。本書では、20世紀物理学の発展から衰退までを、1つはアメリカ物理学会による全く個人的でない文章により、そしてもう1つは著者自身の思い入れも入れて語られている。著者は日本の物理学界(とくに宇宙物理)の中心的存在でもある。ビッグサイエンス(お金のかかる実験などをさす)となってしまった物理学と社会との関係、アメリカでの科学者と科学哲学者の論争(サイエンスウォー)などについての記述も実感がこもっていておもしろい。今世紀物理学全般、また科学者がどのようなものの見方をするのか、などを知るのに役立つだろう。  

Posted by ブクログ

2010/05/10

[ 内容 ] 我々が享受する様々な科学の恩恵は、その根幹をたどればいつも物理学に到達する。 二十世紀物理学の驚異的な発展は、人類社会に絶大な影響を与えてきた。 アインシュタインの相対論は時間と空間の概念を一変させ、ミクロな世界での現象を追究する量子力学は、物質とエネルギーの理解に...

[ 内容 ] 我々が享受する様々な科学の恩恵は、その根幹をたどればいつも物理学に到達する。 二十世紀物理学の驚異的な発展は、人類社会に絶大な影響を与えてきた。 アインシュタインの相対論は時間と空間の概念を一変させ、ミクロな世界での現象を追究する量子力学は、物質とエネルギーの理解に新たな地平を拓いた。 物理学は、二十世紀にまさに知の王者として君臨し、諸々の分野の進展をも促し続けてきたのである。 本書はその物理学の歴史を、次々と浮上し続けた課題の連鎖を通して、第一人者が概観する。 そして、依然つきることのない疑問の数々が、科学が未だ終焉しないことを物語ってゆく。 [ 目次 ] 第1章 物理学の世紀―百年のうねり(第一期―X線から量子力学まで;第二期―原爆からクォークまで;第三期―コンピューターと量子力学) 第2章 原子の言葉―創造(ケルビンの「二つの暗雲」;思いがけない発見;特殊相対論 ほか) 第3章 物理帝国―展開(原子と周期律表;物性物理;場の量子論 ほか) 第4章 物理のデザイン―成熟(アインシュタイン生誕百年;三つのスーパー;理学と工学 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品