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ヒトラー 最期の12日間

ヨアヒムフェスト(著者), 鈴木直(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 2005/06/23
JAN 9784000019347

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商品レビュー

3.7

6件のお客様レビュー

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2019/10/07

日本で教えられた歴史が自虐史観で、白人支配の出来事をすっぽり史実から消去した内容になっているのだとしたら、我々は真実は自分で見つけ出し、自分で判断しなければならない。第二次世界大戦が勝者の歴史で塗り替えられたものならば、我々が知るナチスの事も、詳しく調べれば、違った見え方がするの...

日本で教えられた歴史が自虐史観で、白人支配の出来事をすっぽり史実から消去した内容になっているのだとしたら、我々は真実は自分で見つけ出し、自分で判断しなければならない。第二次世界大戦が勝者の歴史で塗り替えられたものならば、我々が知るナチスの事も、詳しく調べれば、違った見え方がするのだろうか。まして、ヒトラーその人は、本当はどのような人物だったのか。 残念ながら、本著を読んでもヒトラーの人間性について、手ごたえを感じられはしなかった。全く、人間性というものを欠落させた人物だったのか。猿でさえ異質の猿を攻撃するというヒトラーの言葉に象徴されるよう、ヒトラーは、人類を至極原始的なものとして捉え、戦争を正義のために行うという装飾を重んじなかった。 わからない。しかし、そのような独裁者を選んだのは、時代背景と国民なのである。

Posted by ブクログ

2016/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2005年(原本2002年)刊。 著者はドイツ近現代史を主フィールドにするドイツ人ジャーナリスト。  ベルリン陥落時、ヒトラーが死に至る数日間を叙述する。既視聴の映画のネタ本か。  結論としては読み飛ばしで十分か。けだし個人的にヒトラーの為人には殆ど関心がなく、歴史的な意味で見ても、政権掌握・独ソ不可侵条約締結・仏侵攻決定・独ソ開戦決定であれば兎も角、ドイツ第三帝国の崩壊過程期のヒトラーの死など、世界史的に見て何ら意味を持たない必然の過程でしかないからだ。またヒトラーがドイツ降伏の意思決定を行っていないことにも関わるかな。  もっとも、死を自覚した時期に見られる姿がその人の本質であり、それは平和或いは絶頂期には幾許か粉飾・隠蔽されたとしても、従前の様々な意思決定に関わる要素だった。  かような善解して初めて本書を読む意味を見出し得るくらいかな。

Posted by ブクログ

2011/10/21

ドイツ人はこれまで何年もの間、民主主義、法治国家、そして西欧的価値観に、無理やり適応させらてきた。それが今、少しは本来の自分に立ち返り、反抗的役割に戻ったのだろう。それは人々によれば、ドイツ人が太古の昔からヨーロッパで演じてきた役割なのだ。 ヒトラーを歴史上、真に前代未聞の減少...

ドイツ人はこれまで何年もの間、民主主義、法治国家、そして西欧的価値観に、無理やり適応させらてきた。それが今、少しは本来の自分に立ち返り、反抗的役割に戻ったのだろう。それは人々によれば、ドイツ人が太古の昔からヨーロッパで演じてきた役割なのだ。 ヒトラーを歴史上、真に前代未聞の減少にしたもっとも大きな理由は彼が文明の理念を全く欠いていたことにある。

Posted by ブクログ

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