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翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった

金原瑞人(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 牧野出版/
発売年月日 2005/12/02
JAN 9784895000833

翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった

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商品レビュー

3.6

18件のお客様レビュー

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2024/03/12

 翻訳家金原瑞人さんのエッセイ。金原さんは私にとって数少ない「名前と芸風をなんとなく知っている翻訳家」のひとり。エッセイも、飾らずバシバシ本音を綴っている(かどうかは知らないがそう見える)ようなところが、期待通りで面白い。  翻訳の世界はひとたび注目してみると果てしなく奥深いが、...

 翻訳家金原瑞人さんのエッセイ。金原さんは私にとって数少ない「名前と芸風をなんとなく知っている翻訳家」のひとり。エッセイも、飾らずバシバシ本音を綴っている(かどうかは知らないがそう見える)ようなところが、期待通りで面白い。  翻訳の世界はひとたび注目してみると果てしなく奥深いが、でも本書で金原さんが「翻訳はその場しのぎ」「翻訳家は立場無き者」といっているように「原作」や「作家」の圧倒的な存在感に比べると、ニッチな、裏方的な世界だなあと改めて。翻訳家を目指す人へ向けたメッセージも、年収のシミュレーションなど現実的。  という認識は改めて持ちつつも、「立場無き者」と言いながら翻訳家が海外旅行のトラブルの思い出を語ったりするエッセイ本が読めちゃうわけだから、豊かな世界に感謝である。  Iやyouの話、赤木かん子さんとの丁々発止(?)な関係の話、横書き小説のベストセラーが出たら縦書きなんて意外とあっさり無くなるぜの話、が特に面白かった。

Posted by ブクログ

2021/03/06

幾つかの出版社の採用試験に落ちて、妹と妹の彼氏を巻き込み<屋台のカレ-屋>をやろうと決めたが、大学で卒論の指導教授とばったり出会ったことがきっかけで<翻訳家>の道を歩むことになった金原瑞人(カネハラミズヒト)氏のエッセイ集です。一人称<I>の翻訳<ワタシ・アタシ・アタイ・ボク...

幾つかの出版社の採用試験に落ちて、妹と妹の彼氏を巻き込み<屋台のカレ-屋>をやろうと決めたが、大学で卒論の指導教授とばったり出会ったことがきっかけで<翻訳家>の道を歩むことになった金原瑞人(カネハラミズヒト)氏のエッセイ集です。一人称<I>の翻訳<ワタシ・アタシ・アタイ・ボク・オレ・オイラ・ワシ・ワレ・ジブン・・・>の悩ましさ、原題と翻訳タイトルの狭間、翻訳稼業だけでは食っていけない裏事情など、汗と涙とユーモアで綴る翻訳家の一代記です。

Posted by ブクログ

2017/05/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

三鷹図書館での講演会にお邪魔しました。センセってば、意外に長身。でもってスマート、実年齢より若く見える。お話もさすが現役の先生らしく、講義っぽく次から次へと固有名詞が飛び出す。昨今、すっかり固有名詞が出なくなった同世代としては脱帽モノ。

Posted by ブクログ

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