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野性の証明 角川文庫

森村誠一(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/
発売年月日 2004/07/25
JAN 9784041753613

野性の証明

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商品レビュー

3.5

16件のお客様レビュー

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2021/10/07

小学校から高校までの間に二桁は余裕で読んできて、何がそんなに面白かったのかな?と読み直した。 羽代市で保険の営業を行っている味沢は、村中の住民が惨殺された柿の木村の生き残りの、長井頼子を引き取ってほそぼそと暮らしている。しかし羽代市は、ヤクザと、その取り巻きが警察までを取り込ん...

小学校から高校までの間に二桁は余裕で読んできて、何がそんなに面白かったのかな?と読み直した。 羽代市で保険の営業を行っている味沢は、村中の住民が惨殺された柿の木村の生き残りの、長井頼子を引き取ってほそぼそと暮らしている。しかし羽代市は、ヤクザと、その取り巻きが警察までを取り込んだ、腐敗した街だった…。 うん、面白い。というか、森村誠一文学(というものが有るのなら)の、集大成とも言える作品である。 森村作品でよく出てくる、ヤクザに牛耳られて自由のない街、住民が蹂躙されるのを見て見ぬ振りをする市民、残存する証拠、悪の組織自衛隊から来た殺人者、超能力、心理テストなど、登山以外のありとあらゆる要素が全て詰め込まれた作品である。面白くないわけがない。 映画で知っている人もいるかも知れないが、一章一章に何らかの新しい内容と仕掛けを取り入れ、かといって狙いのわからない部分(頼子を引き取った理由など)はぼかして引っ張るなど、非常にバランスの良いストーリー配分であろう。 内容は、ヤクザが起こしたちょっとした不祥事を暴くところから、どんどん大きな事件に向かっていくなど、冒険小説やハードボイルド要素が大きく、あまりミステリという感じはしない。 最後に呼んだのが中高生時代ということも有るが、誰がどうするのかということは覚えていたが、細かい要素は忘れていたので、それなりに楽しく読めた。 終盤で、北野がやたらと味沢を捕らえようとすることや、その後の説明などが、ちょっとくどいと思えたこと、そもそも厚くなっていることから、過去に読んだものに加筆されているのかもしれない。 森村誠一を1冊選べと言われれれば、これです。

Posted by ブクログ

2020/04/21

いつの間にか40年以上も経ってるんだ、この作品。なぜか証明3部作で、これだけ読んだことがなかった。映画も、若かりし日の薬師丸ひろ子の出てたCMは覚えてるけど、作品は見てないので、こんな話だったとも知らなかった。今さらだけど、見なくて良かったと思ってしまった。まあ、本としては先が読...

いつの間にか40年以上も経ってるんだ、この作品。なぜか証明3部作で、これだけ読んだことがなかった。映画も、若かりし日の薬師丸ひろ子の出てたCMは覚えてるけど、作品は見てないので、こんな話だったとも知らなかった。今さらだけど、見なくて良かったと思ってしまった。まあ、本としては先が読めず、読み進んでしまうのは森村さんの筆力かな

Posted by ブクログ

2018/05/28

「お父さん、怖いよ。何か来るよ。大勢でお父さんを殺しに来るよ」 これは映画でだけの台詞だったのだね。原作にはなかった。という 訳で、「映画は観たけど原作は読んでなかった」シリーズで久し振り に小説である。 東北の寒村で起きた村民虐殺事件。唯一生き残った少女・頼子は目の...

「お父さん、怖いよ。何か来るよ。大勢でお父さんを殺しに来るよ」 これは映画でだけの台詞だったのだね。原作にはなかった。という 訳で、「映画は観たけど原作は読んでなかった」シリーズで久し振り に小説である。 東北の寒村で起きた村民虐殺事件。唯一生き残った少女・頼子は目の 前で両親が惨殺されたショックで記憶を失った。 その頼子を養女とし、彼女を伴って福島県羽代市で保険の外交員として 生活する味沢だったが、地元の有力者・大場遺族が警察までをも牛耳る 街で新たな事件に遭遇する。 味沢の過去、東北の事件で味沢を有力容疑者として追う刑事、唯一頼子 が覚えている「青い服の男の人」、大場一族が次々と味沢に仕掛ける 罠が複雑に絡み合う。 映画で味沢を演じたのは高倉健でかなりストイックな印象だったが、 原作では味沢の内面が描き込まれていた。味沢の過去についても 原作では後半にならないと明らかにならない。 映画のストーリーが頭にあったので、「あれ、こんな話だったけ」 と感じる部分も多々あったが、原作は原作で面白くぐんぐんと 引き込まれた。 映画のラストは味沢と自衛隊のドンパチとなってる。原作でも味沢の 大立ち回りはあるがそこまで派手ではなく、「あ、これで終わり?」 と些かあっけなかったが、読後には越なさが残る。 やっぱり上手いな、森村誠一は。さぁ、原作とは別物として、もう一度、 映画を観よう。

Posted by ブクログ

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