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金色夜叉(上) 岩波文庫

尾崎紅葉(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 2003/05/19
JAN 9784003101414

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商品レビュー

3.8

14件のお客様レビュー

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2010/05/28

貫一・お宮の物語。当…

貫一・お宮の物語。当時は大人気を博しました。

文庫OFF

2022/10/06

前編はテンポが良くて面白かった 宮はなんで貫一を捨てたんだろ...しかも後から罪悪感抱いて自己満足から貫一の生活を助けようとするのめちゃくちゃ面倒臭い女だと思った 宮の両親もなんか腹立つ 貫一が可哀想だなってなった

Posted by ブクログ

2019/02/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

鏡花愛読中級(は自負したい)者の初紅葉。 描写の明かさは似ながら、鏡花よりはるかに豪胆に感ぜられる文章だった。 さて。主人公貫一は、養い親に裏切られたか。恋人・宮に裏切られたか。一感想だが、私は違うと思う。 孤児になりながら、亡父に恩があるからと養い親に育ててもらった。一人娘を嫁させて家督を継がせる約束をもらった。その一人娘こそ心身共に清く美しい宮―― 貫一は恐らく、この世にまだ救いがあると感じさせてくれた、いわば理想の輝きに裏切られたのだろう。それで、その理想の対極ともいうべき高利貸に身を落とした。しかし心は染まり切れず、かつて理想の輝きの、その最後の砦であった宮に恨みを凝縮することで死ねない自分の精神を保った。 身を落とした最後の原因も宮なら、精神を保つ恨みの砦も宮。この皮肉な逆転を含む人間らしさを強く感じさせる、筆も巧みな作品に思う。

Posted by ブクログ

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